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プチSM千夜一夜ものがたり第72夜「女秘密捜査官、墜ちる」第二章.教え子に陵辱されて覚醒するどMの歓び

女秘密捜査官、堕ちる


 麻薬密売組織の殲滅を目前にしながら、人質に取られた仲間をかばって惨殺された夫の復讐を誓って、自ら秘密捜査官となった亜矢は、普段は有能な高校の英語教師。仲間と共に組織のアジトに踏み込むが返り討ちにあって捕えられてしまう。組織は亜矢を殺さず、一生の性奴隷に堕とそうと過酷な性調教と肉体改造を施す。娘を守るため、刻一刻と体を蝕む強烈な疼きを懸命に堪える亜矢だったが・・・
【登場人物】
♀高木亜矢・・・38才。元女性警察官だったが、夫を惨殺した組織に復讐するため志願して秘密捜査官になった。普段は高校の英語教師。年齢が信じられないほどの美貌とスタイルの良さに、厳格な教師であるにも関わらず多くの生徒達の憧れの的になっている。

♀山崎美菜子・・・亜矢の娘。母と同じ高校の2年生だが、父親の姓を名乗って親子である事を隠している。母親譲りの長身でショートカットのボーイッシュな美少女。バレー部のエースアタッカーであり、勉強面でも優秀。学級委員までやっており、非の付けようがない優等生ぶりは母親そっくりである。

♂望月朝男・・・組織の調教師で、解放された亜矢を監視、調教するため、住み込み警備員として学校に送り込まれた。定期的に禁断症状が現れる亜矢を警備員室に連れ込み、淫虐の限りを尽くす。年齢不詳でオネエ言葉の奇妙な男だが、意外と生徒達には人気がある。

♂星野正樹・・・美菜子のクラスメイトで、密かに彼女と付き合っている。だが、望月にそそのかされて……

♂木村翔太・・・美菜子のクラスメイトで、亜矢の熱狂的なファン。やはり望月にそそのかされて……

♀安原萌・・・美菜子のクラスメイトで、翔太と付き合っている。彼氏が熱を上げている亜矢の事は面白く思っていない。ひょんな事から……

♂小田原祐輔・・・校長。亜矢を狙っている。実は・・・

プチSM千夜一夜ものがたり 第4期 目次


「先生、気が付かれましたか?」
「山崎さん……ここはどこ? 今、何時なのっ!」
 
 保健室に運び込んでいた高木亜矢先生が目を覚ますなり、学級委員の山崎美菜子さんがその場にいた生徒達を代表して声を掛けた。すると亜矢先生は状況が飲み込めないらしく、大慌ての様子だったので、今度は僕が教えてあげた。

「先生、ここ学校の保健室ですよ。時間は4時半。先生が教室で倒れられてから、まだ一時間もたっていません」
「私が倒れた、ですって……え、ええ、そうだったわね。あなた達がここへ連れて来てくれたの?」
「は、はい、そうです」
「ありがとう。ごめんなさいね、何だか突然立ちくらみがしちゃって」
 
ーーへへへ、先生。思い出しちゃったんですね。顔が又どんどん赤くなって来ましたよ。立ちくらみだなんて、白々しい。他のやつらは欺せても、僕は欺されません。気絶しちゃうほど気持ちが良かったんですね、亜矢先生が本当にあんなエッチな女の人だったなんて、もうビックリですよ

 亜矢先生は、授業中に気を失ってしまった自分が生徒達によって保健室に運び込まれたと言う状況を把握すると、すぐにいつもの落ち着きを取り戻して僕達に頭を下げた。さすがは学校ナンバーワンのクールビューティー高木亜矢先生だ。でも僕は知っているんだ、先生の秘密を。何たって授業中亜矢先生に大恥をかかせ気絶にまで追い込んだのは、今も僕がズボンのポケットに隠し持っているリモコンなんだから。それにしても、AVで見て知っていたリモコンバイブがあんなに効き目があるなんて、本当に驚き以外の何物でもない。しかも、僕の憧れのマドンナで、超美人だけどとても真面目な女先生だと思ってた亜矢先生が、授業中にリモコンバイブで楽しんでしまうド変態だったなんて、今でもまだ信じられない気持ちだ。

 何も知らないみんなは、突然下腹部に激痛を感じた先生が脂汗をかいて少しも動けなくなり、挙げ句に失神してしまったんだと思ってるだろう。まさか、授業中オマンコとお尻の穴にリモコンバイブを挿入して固定する特殊なパンツをはいてスリル満点のSMプレイに興じていた変態亜矢先生が、僕にリモコンを動かされてメロメロに感じてしまい、気をやりまくって失神した、だなんて誰も信じてくれるわけがない。先生は冗談の通じないとても厳しい人で、僕が少しエッチな冗談を口にした時には凄まじい剣幕で叱り飛ばされたくらいなんだ。もしかするとさっきの授業は夢だったのかも知れない。やっぱり僕の勘違いで、亜矢先生は本当に体調が悪くて気絶するまで苦しんでたんだろうか。

 それを確かめるためには、今は止めているリモコンをもう一度使ってみれば良い、と言う悪魔の囁きを聞いた僕は、本当に先生を心配している様子がアリアリと窺えるわれらが学級委員美菜子さんを見て自分が恥ずかしくなり、我慢する事にした。美菜子さんは長身の亜矢先生よりさらに背が高く、バレー部のエースアタッカーで学校のアイドルみたいな女の子だ。おまけに勉強も出来るし、学級委員をやるのにふさわしい優等生の上にショートカットの美人、と言う完璧さ。実は彼女も僕にとっては憧れの女性なんだけど、惜しい事に彼氏がいるので諦めるよりない。でも美菜子さんに嫌われるような事は、絶対したくなかった。

 だけど、目を覚ました亜矢先生が自分の置かれた状況に気付き、同時に気絶してしまった時の事を思い出してしまったからだろう、色白の美貌がたちまち気色ばんで紅潮していく様子を目敏く観察していた僕は、とても信じられなかった警備員の望月さんの話が本当だったと確信して、思わずブルッと武者震いしてしまった。もう学生ズボンの中ではチンポが痛いくらいビンビンに張り切っており、何発だって出せそうだ。普段ならトイレで一発抜いてしまいたいくらいの猛烈な勃起だったが、そんなもったいない事は出来ない。望月さんに言われた予定通りに事が運べば、何とこの後僕の憧れの亜矢先生とエッチさせてもらう手筈なんだから。

 学校の女先生とエッチしてしまう、だなんてとんでもない事を考えてる僕は木村翔太。この学校の2年生だ。亜矢先生は英語の先生でとても厳しいんだけど、アクション女優みたいな格好良い長身の美人だ。昔は警察官だった、などと言うあり得ない噂が流れてたくらいだが、それが本当でも納得出来る。僕は男にしては背が低い事にコンプレックスを持っており、亜矢先生や美菜子さんみたいな長身の女性に物凄く惹かれてしまうんだ。それと僕は幼い頃離婚した父さんに育てられて母さんを知らないためか年上の女性も好みであり、亜矢先生はずばりストライクゾーンど真ん中の素晴らしい女性なわけだ。とても若々しいが年齢は良くわからない。いつも遅くまで仕事をしているから独身じゃないか、と誰かが言ってたけれど、正直どうでも良かった。だっていくら好きでも、明らかに年上でバリバリの学校の女先生が、何の取り柄もない僕みたいな教え子を相手にしてくれるわけがないと思っていたから。でも今は違う。これから僕は亜矢先生とエッチしてしまうんだ。ひょっとして独身で、望月さんが言ってた通り女盛りの体を持て余して変態行為に走ってしまうかわいそうな女性だったとしたら? 取り柄はないと言った僕だが、性欲だけは誰にも負けないくらいあると思う。毎日5回くらいは平気でせんずってしまうんだけど、こんなサルみたいな僕と欲求不満の年上女性なら、相性抜群なんじゃないだろうか? この後の期待に胸を膨らませついでにチンポもひどく膨らませてしまった僕は、ついついそんな妄想に耽ってしまうのだった。

 僕は苦手な勉強の中でも英語が最悪で、一年の時から亜矢先生に授業を持ってもらってるけど、しょっちゅう注意されている落ちこぼれのダメ生徒だ。だけど美しいだけでなく学校一厳しいと評判の亜矢先生にいつも叱られているうち、なぜか僕は先生の大ファンになってしまった。言っておくが、決して僕は女の人に叱られるのが好きなマゾと言うわけじゃない。男子ならみんな、こんな美形で格好良い女の先生に叱ってもらえるのなら、ウットリ見とれてチンポを勃ててしまうと思うんだけど、僕は異常なんだろうか?

 マゾではないと言う証拠に、今から僕は変態でどMなんだと望月さんが言った亜矢先生を逆にイジめてSMエッチしてしまうつもりなんだ。望月さんは、変態な性癖に悩む亜矢先生とネットで知り合ったSMパートナーなんだそうで、わざわざこの学校の住み込み警備員に応募して就職し、今では自分が校内で暮らしている個室の中に定期的に先生を呼び、縛ってやって有り余る彼女の性欲を解消させてる、と言う。でも拘束されて望月さんのチンポをしゃぶったり、エッチされて嬉しそうな表情を浮かべてるエロ写真を見せてもらった時、僕はどうしてもその女性が亜矢先生だと信じる事は出来なかった。何しろ、リモコンバイブの快感で悶絶しまくりの先生を見てしまった今でも、疑ってるくらいだ。

ーー今もオマンコとお尻の穴にリモコンバイブが入ってるんですよね、亜矢先生。そんな偽物じゃなくて、今から僕が元気一杯のチンポで慰めてあげますから、へへへ……

 美菜子さんを初め、たくさん保健室に詰めかけたクラスの人達には申し訳ないけど、亜矢先生が教室で気絶した真相を知っている僕だけは、もうウズウズと爆発寸前の股間にばかり意識がいって、そんな不埒な考えに耽っていた。いや、実は僕だけじゃないんだ。先生が意外と元気に意識を取り戻した事に安心して保健室を出て行く生徒達の中でまだ残っている、僕の悪友星野正樹もチンポを逞しくしてるだろうか? 正樹もこの後、亜矢先生とのSMエッチに参加してくれる筈だ。まさか、この期に及んでおじけづかないでくれよ。何を隠そう、先生の大ファンである僕だって、望月さんがいるとは言え一人で亜矢先生とエッチするだなんて勇気が出ない。そこで昔から一番の親友である正樹に打ち明けて強引に仲間に引き込んだんだから。

 この正樹と言う男、僕と違って成績も良いしスポーツも得意。おまけに背は高く、まあイケ面と言って良い顔立ちだ。ハッキリ言って僕より全て優れており、一番腹立たしいのは何と美菜子さんと密かに付き合っている事だ。僕が思い切り好みの美菜子さんに手を出せない理由がおわかりだろう。曲がりなりにも一番の親友である正樹の彼女にアプローチする程僕は愚か者ではないし、正樹に敵うわけがない事も良くわかってるのだ。僕が女なら惚れてしまいそうなくらい正樹はいい男だし、僕と来たら女好きでエッチなだけのダメ男なんだから。

 が、そんな理想的な彼女までいる正樹をこんな危険なプレイに引き入れようとしたのは、ただ僕の一番の親友だったからではない。実はこの男見掛けによらず、小学生の頃から女の子に興味津々のどスケベなのだ。だから同類項の僕とずっと仲良く付き合って来たんだし、2人で会えば必ずエッチな話題ばかり。エロ本なんかは共有して回し読みしてるし、僕よりアブノーマルなSMプレイなんかにも強い興味を持ってる事を知っている。一人で憧れの亜矢先生とSMエッチする事にひるんでしまった僕が、正樹に話を持ちかけたのも当然だったし、やはり初めは大いに驚きその話を信じようとしなかったやつも、望月さんが持ってる亜矢先生の緊縛写真を見せられ、たった今僕の動かすリモコンバイブで明らかにおかしくなった先生を目撃した所だ。ここは約束通り先生のSM陵辱プレイに参加してもらわねば困るが、本当はどスケベでSM好きな正樹の本性を知っているだけに、僕はやつの助力を確信していた。望月さんの話では、亜矢先生はとても男一人では満足させられないくらいのひどい淫乱性だそうで、バイブをくわえ込んで生活してるのがその証拠。だからチンポも沢山あった方がベターなんだ。

「あなた達、私はもう大丈夫よ」
「え、でも、先生。心配です。その……気を失ってしまったり」
「本当に、この所疲れが溜まってたからだと思うの。だから、悪い病気なんかじゃないわ」

 気が付けば沢山いたクラスの連中はあらかた去り、僕と正樹の他には美菜子さん、そして一応僕と付き合ってる安原萌だけになっていた。美菜子さんと先生と言う二人の美女の会話を聞いてると、真相を知ってる僕はますます股間がムズムズして困ってしまう。もちろん美菜子さんは亜矢先生の失神が気をやり過ぎたせいだなんてわかる筈がないが、あのアナルバイブで何度も絶頂に達してしまってた先生の痴態をどう見ていたんだろう。先生はもう我慢出来ずハッキリえっちな声が洩れてしまってたし、失禁して床を塗らす様子も一番近く寄っていた美菜子さんは目撃した筈だ。

ーー美菜子さん、女の子はエッチで気持ち良くなると、変な声が出ちゃったり、オシッコもらしちゃったりするんだよ。全く正樹のやつ、彼女とは何もしてないだなんて、マジかよ……

「そうですよね、先生。病気なんかじゃなくってえ……」
「お、おい、萌。もう部活行って来いよ」
「そうね、山崎さんも行こ。先生、ダイジョーブらしいから」

ーー萌のやつ気付いてやがるな。もういいから、美菜子さん連れて早く出て行け

 安原萌は中学から僕と正樹の同級生である。一応付き合ってると言ったが、何だか寝不足の狸みたいな顔をしたぽっちゃりした女の子で、何と彼女の方から僕に声を掛けて来たのだ。しかも放課後中学校の教室で誰もいないと思い性懲りもなくエロ本を見てたら、後ろから近付いて来た萌はその本を取り上げてしまい、慌てた僕に向かいこう言ったんだからぶっ飛んでいる。

「ねえ、アタシとえっちしない?」
 
 類は友を呼ぶとはこの事か。萌は背の低いおデブちゃんだし、お世辞にも美形とは言い難かった。つまり僕の好みとはかけ離れてるわけだが、初めのきっかけがエロ本なだけにすっかり主導権を奪われてエッチする事になってしまった。当時中二で早くも萌は初めてではなかったが僕の方はもちろん童貞で、ほとんど逆レイプみたいに奪われてしまった感じである。が、容姿は並以下でも太ってるだけに萌のデカパイは魅力だったし、何よりお互いどスケベ同士なので今までズルズルと付き合い、会えば必ず体を合わせる関係である。要するにセフレなんだけど、萌の方は彼女のつもりらしくちょっと困ってるのだ。ダメ男の僕がそんな事を言ったら張り倒されそうだけど。

 さて萌は背が低いくせにバレー部に入っており、美菜子さんとはチームメイトになるわけだ。まさかと思い萌に聞いてみたら、やはりバレー部に入った理由はブルマをはいて男の子を悩殺するつもり、と言うトンデモない代物だった。まあ顔を気にしなければ、小柄でムチムチ巨乳のブルマっ娘と言うのは、確かに男の股間をムズムズさせるかも知れない。高校でも何人かの男に粉を掛けてヤっちまったらしいが、困った事にあくまで本命の彼氏は僕だと言い張っている。それはともかく、これから亜矢先生を望月さんの待つ警備員室に連れていく関係上、バレー部の女子二人には早く部活に行って消えてもらわねばならない。

 同じバレー部でも容姿において月とスッポンみたいな二人は、男性経験においても大差がありそうだ。ヤリマンビッチな萌はさすがに亜矢先生が変調を来した本当の理由に勘付いてるみたいだったが、美菜子さんの方はまるでわからない様子。たぶん処女なんじゃないだろうか? と言うのも、信じられない事に彼女と付き合ってる筈のスケベ男正樹は未だにキスもした事がないらしい。どうもやつは口だけでまるで実行力がなく、ヤリマン女が相手とは言え数え切れない回数の女性経験を重ねて来た僕が、唯一正樹の優位に立てる点のようだった。美菜子さんは綺麗過ぎて、まだ手が出せないんだよ、と言う正樹の言葉も嘘ではなさそうだ。ならば拘束して身動きが取れない年上美女の男に飢えたオマンコで、童貞っぽい正樹にセックスの練習をさせてやるのも良いだろう。僕はすっかり高揚した気分でそんな想像を逞しくさせていた。

「そうよ、試合が近いんでしょう、山崎さん。私はもう大丈夫だから、早く……」
「ねえ美菜子、コーチもきっと待ってるよ。早くしよ」
「う、うんわかったわ」
「アンタ達も、もう行こうよ」
「ああ、お前らが出てったらすぐ出てくよ」

 なおも名残惜しそうにグズグズしてる美菜子さんと対照的にサッサと退出しよううとする萌は、僕達にも早く出て行くよう促す。僕の彼女気取りの萌は、僕が亜矢先生に公然と好意を寄せてる事が面白くないらしく、先生が心配で残ってたわけじゃないのだ。ヤリマン女の癖にいっちょまえにヤキモチなんか焼きやがって。ともあれ邪魔な二人の女子が出ようとした時、僕は我慢してた悪戯心が抑え切れなくなり、ポケットの中のリモコンで二穴バイブを少しだけ動かしてやった。

「それでは失礼します。先生、お大事になさって下さい」
「わ、わかったわ。ほ、本当にあ、ありがとう……」

 さほど不自然ではないが、どもってしまう亜矢先生。

ーーやっぱり気持ちいいんですね、先生。そのブルブルを味わいながら、望月さんに会いに行きましょうか

 美菜子さんと萌の前で何とか反応を押し殺した亜矢先生は、二人が完全に出て行ってしまうとベッドの上で座っていたミニスーツの美腰をはっきりと悩ましく揉み始め、トロンとしてるらしき瞳を宙に漂わせて、ああ~と嫌らしい吐息を吐く。まだ僕達が残ってると言うのに、リモコンを動かした犯人がわかり取り繕う余裕がなくなったのだろうか。正樹に目配せすると僕達は先生の正面に立って声を掛けた。

「先生、本当だったんですね。望月さんが言ってた事」
「な、何を……ううんっ! やっぱり、あなた達が……」
「さ、行きましょうか」
「ああ、お願いよ。それはもう止めてちょうだい」
「駄目です。一番弱い振動なんですから、歩けますよね」
「ああ……こんな、こんな」
「もしかして気をやりそうなんですか?」
「遠慮なくどうぞ」
「よし、先生をエスコートしてあげよう」
「木村君っ! 一体何て物を……やめなさいっ!」
「でも先生ってどMでこんな道具が大好きなんでしょう」
「言う事聞かないと、又リモコンでイキまくってもらいますよ」

 やはりリモコンバイブの威力は絶大のようで、一番微弱な振動なのに亜矢先生の声は甘くかすれて仕切りと悩ましい吐息を洩らしている。オシッコを我慢してるみたいにアソコに手をやりモジモジと腰をくねらせてるんだから、いつもは怖い先生でも今は完全に僕達の方が優位に立っていた。そして調子に乗った僕が隠し持っていた小道具を見せると、亜矢先生はハッと顔を引き攣らせてイヤイヤをする。それは望月さんから渡されていた本格的な手錠とリード付きの首輪。バイブの快感に悶絶しながら気丈に奴隷拘束を拒否して見せた先生も、リモコンを見せた僕が脅しの言葉を掛けると、諦めたようにうなだれて自分で両手を背中に回してくれる。絶対に手の届かない高嶺の花だと思っていた気の強い美人先生が屈服してくれる姿に痺れるような歓びを覚えて、正樹が手錠を後ろ手にガチャリと掛け、首輪をガッチリと装着して留め金を掛けた僕はグッとリードを引いた。

「待って! ば、バレてしまうわ……」

 ここは保健室の中でもパーテーションで区切られた部屋で、具合の悪い人が寝て過ごすためのベッドがいくつか並べられている。放課後なので他に誰もいなかったが、連れ出そうとされた亜矢先生は普段の勝ち気さが嘘みたいに消え怯えた表情を浮かべると、小声で抵抗を口にした。そりゃそうだろう。ここを出ると年配の養護の先生がいるし、更に望月さんが待つ警備員室に行くまでには多くの生徒と出会う筈なのだ。後ろ手錠に首輪を引かれる格好は耐え難いに違いない。もっとも人にバレるとまずいのは僕達も同様で、気の弱い正樹も言う。

「やっぱマズイんじゃないかな、これは」
「なあに、手は組んでるフリすりゃいいし、僕の背中にピッタリくっついて歩けば、誤魔化せますよ、きっと」

 確信は出来なかったが、首輪のリードは近寄って見なければわからない程細いチェーンなのだ。それでも先生はうろたえてしまい、テコでも動きそうにない構えだった。

「嫌ですっ! ああ、お願いよ、解いてちょうだい、こんなもの……ちゃんと歩きますから……」

 イヤイヤと首を振って子供みたいにダダをこね嫌がる先生だったが、特殊なパンツをはいて僕が操るリモコンバイブの快感を味わっている大人の女性らしい豊かな腰を悩ましく揉むのも止まらない。おまけに色白の美人顔がすっかり上気して仕切りと息を弾ませており、その色っぽさにクラクラした僕はとんでもない事を思いついていた。そして本当はSMプレイに興味津々で、そんな本も沢山見せてくれる正樹に言う。

「なあ、正樹。先生奴隷の癖に嫌がってるぞ」
「ど、奴隷?」
「完璧に奴隷の格好じゃん。だから僕達はご主人様だ、そうだろ?」
「まあ、そういう事になるのかな」

 奴隷、と言う言葉に一瞬抗議するような顔を僕に向けた亜矢先生。でも首輪のリードを強く引いてやると自分の立場を思い知らされたようで、悲しそうに目を伏せる。隣に養護の先生がいると言う状況で、下手に抗って勘付かれては困るせいもあり、大人しくするよりないのだ。僕はいつも叱られてた怖い先生を本当に奴隷のように屈服させている事に心が浮き上がるような歓びを覚え、ドクンドクンと脈動する音が聞こえそうなくらい股間をいきり勃たせていたけど、正樹のやつはイマイチノリが悪い。しっかりしてくれよ。こういうプレイはお前に教えてもらったんだぞ。

「ご主人様の言う事を聞かない奴隷にはお仕置きが必要だよな」
「そ、そうだな」
「だ、駄目、ソレは……ああっ!」
「先生、変な声出したらバレますよ……へへへ、まだ勝手にイッチャいけませんよ」

 お仕置き、と口にしてリモコンを見せると先生は狼狽したが、僕は構わずゆっくりとオマンコを責める方のバイブのレベルを上げる。先生の腰の悶えがますますせわしなくなり、塞ぐ事の出来ない口からエッチな声が洩れる。僕は正樹が見せてくれたSM小説を思い出しながら、スリル満点のプレイを実行に移すべくズボンのチャックを下ろしてチンポを取り出した。

「しゃぶるんですよ、先生。そして僕と一緒にイッテ下さい」
「そんな」
「おい、正樹。次交替してやるから、お前後ろから先生のオッパイを揉んでやれよ」
「わかった」
 
 正樹も覚悟を決めたのか、ベッドに座っている先生の後ろに回り着衣をはだけて行く。すると何とノーブラだった亜矢先生はビックリするくらいの巨乳で、実地は慣れない正樹が両手で乱暴に膨らみを掴むと、痛いのか顔が歪む。

「もっと優しくしてやれよ」
「ご、ごめん」
「それから、ツンツンと乳首をいらってみろ」
「ううっ!」
「そら見ろ、亜矢先生が気分を出して下さったぞ。今度は乳首を摘んでクリクリしながら、首筋を舐めるんだ」

 僕は中二から同級生の萌とエッチした経験が豊富だ。ヤリマンなくせにわがままな萌にリードされる形で、どうやったら女の子が気持ち良くなるか、少しはわかっている。萌はデカパイだが大きいだけで何だか形がへちゃげている。それにクビレが全くない幼児体型だから、ただのデブだ。それに比べて先生のオッパイは素晴らしく綺麗な形に盛り上がっており、上を脱がしただけでもボン、キュッ、ボン、の見事な大人のカラダだとわかる。萌にさんざん優しくしてよ、と文句を言われたから、こんなダイナマイトバディーでも基本は優しく大人し過ぎるくらいの愛撫が良いのだろうと思い、正樹にアドバイスを送った。するとたちまち痛そうだったさっきとは打ってかわった敏感な反応を見せる亜矢先生。オッパイだけで大袈裟な程の感じぶりなのは、やはり望月さんの言う通り欲求不満なんだろうか。正樹がネッキングまで始めると先生はもうイッテしまいそうな悩ましい表情になり、改めて僕の突き付けたチンポを従順に頬張ってくれたのである。

ーーううっ! 何て上手なんですか、先生……

 僕はフェラチオ初体験ではない。それどころか数え切れないほど経験したセフレの萌とのセックスでは、いつもアイツの方が進んでチンポをくわえチュパチュパして来るのが常だ。初めはヘタクソでどうしようもなかった萌も、こうやればいいんじゃないかと教えてやったら結構上達して今じゃそこそこ具合がいいんだけど、やっぱり自分の手でしごく方が断然気持ち良いくらいなので、なかなかフィニッシュまでは至らない。萌のフェラは僕のチンポを固くして自分のマンコに入れてもらうのが目的らしいのでそれでいいんだけど、亜矢先生の口は入れた途端にトロけそうな快感を覚えたほど素晴らしい感触だった上に、ネットリと吸い付くような超絶テクでしゃぶってくれた。嫌がってた筈なのにチンポをくわえると本能的に優しく奉仕してくれるのが大人の女性なんだろう。乳だけはデカいが、セックスの時自分本位でワガママにふるまうお子様の萌に、爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。

 先生は僕のチンポを咽の奥に当たるくらい深く頬張ると、チューッと強く全体を吸引したり、舌をいろんな気持ち良い場所に這わせて丁寧に舐めてくれたりする。「一緒にイッテ下さい」なんて要求した以上出さなきゃならないが、もしかしたら無理にでも自分を高めて射精に導く事が必要かも、なんて心配してたのは全くの杞憂だった。想像以上に気持ち良くてむしろ先生より先に発射してしまうのを堪えねばならず、僕は尻穴に力を入れて込み上げて来る射精欲求と戦い、慌ててリモコンを操作した。オマンコを責める方のスイッチを最大限に上げていくと、亜矢先生は僕のチンポをくわえたまま呻き声を洩らし、ベッドに腰掛けた腰をガクンガクンと悶え狂わせる凄まじい歓びようである。オクチの方もチュパチュパと卑猥な水音を響かせながら高速のストロークでスパートを掛けて来たので、僕は渾身の力で爆発を我慢してもう一つのスイッチに指を掛けた。正樹の方は先生の巨乳を揉むのが楽しそうだが、言いつけを守って首筋に舌を這わせつつ、性急にならぬよう焦れったく見えるほどソフトに愛撫をくわえているようだ。おかげで亜矢先生もすっかりエキサイトし、落ちこぼれの僕のチンポを情熱的にしゃぶり上げながら絶頂へと向かっているのだ。憧れの亜矢先生に一番恥ずかしい場所でイッテもらおうと、楽しみにしていたアナルバイブのスイッチを上げていくと、快感にウットリと閉じられていた先生の目が「駄目え!」と訴えるかのように一瞬カッと見開かれて、僕のテンションもますます上がる。そして先生に天国を味わってもらおうと前後バイブを強烈に振動させながら、尻穴の力を緩めて我慢していた欲求を一気に解放した僕は、自分でも驚く程大量の精液をドバッと先生の口中にぶちまけた。するとその瞬間亜矢先生も体全体をビクビクと激しく痙攣させるようにおののかせると、チンポをくわえたまま溜まったザーメンをこぼさぬよう唇を結んで天を仰ぎ、言われた通り同時にスパークしてくれたようだ。

 僕はリモコンのレベルを再び微振動に下げながら、精子を口の中に出されてもなおチンポを吐き出そうとしない亜矢先生に感激していた。先生はどMで男に奉仕するのが生き甲斐のセックス奴隷なんだと望月さんに聞かされた時には、どうしても信じる事が出来なかったんだけど、どうやら本当みたいだ。一度萌の口に射精してしまった事があるんだけど、その時はすぐにオエッと吐き出された上、「マズい!」と切れてしまってセックスはおあずけ。しばらく口も聞いてくれなかったほどだ。ところが先生は僕の出した汚い精液をゴクリと咽を鳴らして飲み下した上、さらに残り滓まで丁寧に舐め取ってくれる口の動きを見せてくれたのだ。

ーーああ、これが大人の女の人なんですね。ありがとうございます、亜矢先生

 この後約束通り選手交代すると、正樹もやっぱりビンビンにさせていたチンポを先生の口にねじ込み、僕の乳揉みやリモコンによる二穴バイブの快楽振動で又もや昇り詰めていった亜矢先生は、同時に口内に出された正樹のザーメンも綺麗に処理してやっていた。それはとてもあの校内一のクールビューティー亜矢先生と同一人物とは信じられないような、完璧にセックス奴隷に堕ちているマゾ女性の姿だった。

 こうして本気で気をやりながら、僕達高校生男子2人の溜まりに溜まっていた精子を飲まされる「お仕置き」で、反抗的な態度が消えすっかり従順になった亜矢先生は、エッチに発情させて逆らう気をなくすようずっと緩やかに振動させている二穴バイブの快感で、お尻をくねらせてしまうモンローウォークを余儀なくされながら、後ろ手錠に首輪を引かれる屈辱的な格好でベッドから腰を上げパーテーションから出て行く事になった。先生に負けない長身の正樹に首輪のリードを持たせたんだけど、言われた通りやつの背中に隠れるかのようにピタリと体を寄り添わせ、両手を背中で組んでいるフリをして、隣の部屋にいる年配の養護の先生に奴隷スタイルがバレないよう必死のようだ。いよいよ区切りのパーテーションに近付くとしかし、後ろから歩く僕が意地悪く先生の胸をまさぐってノーブラのおっぱいを弄ったり、お尻を触って密かに動いているバイブの振動を確かめたりするものだから、大きな音を立てる事がためらわれる先生は振り向いて「駄目よ」と目で訴える。でももちろん僕達の奴隷に堕ちた先生の願いを聞いてやるわけがない。「早く行けよ」と無言で正樹を促すと、僕の悪戯でますます腰がフラつきモジモジと快感に悶えている先生を引きずるようにして区切りの外へと進んだ。

 保健室の入り口付近の机に養護の先生が座っているため、亜矢先生の胸元を戻し体を弄っていた手を引いたけれど、まるでトイレを我慢してるかのように腰を揉みながら、前後に密着する僕と正樹に挟まれるようにしてヨチヨチと歩くスピードはとても遅い。もう具合は良くなったかと尋ねる養護の先生に答える亜矢先生の声は、妙に甘くかすれた小声で、変な様子を悟られないよう気遣ってドキドキしてるであろう先生の心臓の音が体を寄せた僕にまで伝わって来るような気がした。タイトミニに包まれた大きなお尻やスラリと伸びた美脚が、どうしようもなく小刻みに慄え続けているのもわかる。何とか養護の先生をやり過ごした亜矢先生が廊下に出て保健室のドアを締めるなり、僕は手を伸ばして胸元をはだけもう片手はスカートの中に潜らせた。そして先生が思った通り体を淫らに反応させてしまっていた事を、耳元で囁きからかう。何しろ廊下の少し向こうには、何も知らない生徒達がチラホラと見えるのだから。

「先生、こんなプレイに興奮しちゃったんですね」
「そんなわけないわ、バカな事言わないで」
「でもエッチなお汁が溢れてパンツからはみ出してるんですけど」
「ウッ!」
「もしかしてオシッコ洩らしちゃったんですか? それに乳首がスッゲエ固くなってますよ」

 分厚い特殊な革パンツから溢れた液体が太股を伝い落ちているのを指摘すると、慌てて否定する先生だったけど、それはもちろん小便なんかじゃないだろう。女性が気持ち良くなるとラブジュースでアソコをグショグショに潤わせてしまう事は萌とのエッチで十分わかっている。アイツはズケズケと遠慮なく何でも口にする女で、タップリ濡れてないと痛くて嫌だからと、吐き気を催す程悪臭がきついマンコがその気になるまで長時間舐めさせられる事もよくあるんだ。乳首を石のように固くさせ、こんな太股に溢れ出す程アソコを濡らしてくれたと言う事は、亜矢先生はもう僕達のチンポで犯される準備は万端なんだろう。僕は顔が自然とほころび、さっき一発抜いたばかりの股間がより一層硬度を増してグングン回復しつつあるのを感じていた。

ーーバイブが気持ちいいんですね、先生。動いてるのがよくわかります。さあこれからもっとビチョビチョに濡らして、僕達のチンポをおいしく食べるんですよ

 スカートの中に潜り込ませ革パンツを撫で回し溢れ出すえっち汁を確かめた僕の手には、ウィーンと言うバイブの振動がしっかりと伝わって来るのだ。弱レベルでもこれだから、十分効いてるに違いない。さらにこれからますますスリル満点の廊下歩行が待っている。警備員室に着くまでの廊下にはパラパラと他の生徒達の姿が見えており、僕だって首輪だの手錠だのヤバいSM道具がバレやしないかとドキドキしてるのだ。エッチにいじめられるのが大好きな欲求不満のどM女だと望月さんが教えてくれた亜矢先生なら、きっととても興奮して歓んでくれる事だろう。

 廊下でも長身の正樹が首輪のリードを持って先導し、チェーンが張り切ってしまわないようやつの背中に密着し、股間の快感に悶絶してへっぴり腰で歩く亜矢先生の後ろに僕は回った。そして時々すれ違う生徒達に見られぬよう気を配りながら、少しはだけた胸元の巨乳と分厚いパンツをはいてるスカートの中をいらってやるのだから、ビンビンに感じてしまうらしき先生は必死で声を我慢し、脚が萎えヨチヨチした歩みは遅々として進みやしない。普通に歩けば1分も掛からない距離なのに、数分たってようやく廊下の半ば頃にたどり着いた時、先生はとうとう正樹の背中にしなだれ掛かるようにして完全に脚が止まり、僕にまさぐられていた腰をガクガクと大きく打ち振ったかと思うと、手を仰いでブルブルと激しく全身をおののかせた。僕は再び耳元で囁く。

「こんな所でイッテしまったんですか?」

 備えも構えもなくしてコクリと素直にうなづき、真っ赤に火照った顔でボウッとけぶるような妖しい流し目を送って来る亜矢先生の色っぽさに、僕はもう有頂天だった。あの学校一厳しくて、いつも叱られてばかりいたけれど、アクション女優みたいに格好良く憧れの的だった亜矢先生と、これから僕はSMエッチしてしまうんだ。しかもこれからは僕達の奴隷だよ、と無理難題をふっかけても先生は喜んで受け入れてくれ、こうしてアソコから涎をこぼして僕のチンポを欲しがってくれてると言うんだから、これが夢なら絶対に覚めないでくれ、と僕は天にお祈りしていた。もちろん今廊下を歩きながら先生に気をやらせてしまった二穴バイブを止めたりはしない。おかげでようやく望月さんが待つ警備員室にたどり着いた時、ドアにすがり着くようにして体を預けた先生はホッとしたのか又もや激しく全身を痙攣させて絶頂を極めてくれ、今度は小声だがはっきり「イク」と告げたのである。まだ部屋の中に入らず廊下なのに、全くはしたない先生ですね、とからかうと、幼女みたいにイヤイヤと恥ずかしがって見せる亜矢先生は、エッチな女神様みたいに綺麗で魅力的だった。

「あらあ、かわいい男の生徒さん達にエッチされてたのね~。良かったじゃない、あ~やちゃ~ん」

 警備員室に入るとすぐにそんなオネエ言葉が掛かった。この春から住み込み警備員として学校にやって来た望月さんだ。小柄なやせた人で年齢はよくわからない。初めは性別も不明だったけど、男だとわかってみんなビックリ。でも最近こういう人もよくテレビに出てるし、おっかなビックリ話してみるととても気さくな面白い人だったんで、すぐにみんなの人気者になっていた。

 だけど僕と正樹以外、誰一人望月さんの秘密を知りやしないだろう。このオネエ言葉でひどく弱っちい感じの人が、学校ナンバーワンのクールビューティー高木亜矢先生のSMパートナーで、ドMで欲求不満な先生を奴隷調教してあげるため、わざわざこの学校にやって来ただなんて。たぶん並んで立ったら亜矢先生の方が頭一つくらい背が高そうだし、見た目ではSとMが反対なんじゃないかとしか思えない。いや、それ以前にあの美人だけどお堅い亜矢先生がSM愛好家だと言う事自体、誰も信じちゃくれないだろうけど。

「さあさあ今日は、若い男の子にもタップリかわいがって貰いましょうね~」

 望月さんは入り口のドアに内側から鍵を掛けると、正樹から受け取った首輪のリードを引っ張って、彼が寝泊まりしているらしい畳敷きの和室に亜矢先生を誘った。すると何だかむずかるように表情を歪めてイヤイヤをした先生だったが、望月さんの次の言葉にはすぐさま従っていた。やっぱりSMパートナーだと言うのは本当らしく、生徒の僕達がいる手前ためらってしまっただけなんだろう。

「どうしたの、あ~やちゃ~ん。生徒さんがいるからって、気取ってちゃ駄目じゃな~い。さあ、いつものようにおねだりしてごらんなさい。出来なきゃ、そのおパンツはいたまま、明日までおあずけよ~ん」
「す、すみませんでした、ご主人様。どうか貞操帯を外して、亜矢の嫌らしいお、おまんこと……お尻の穴を、かわいがって下さいませ」
「今日は手錠なんか嵌めてもらってるのね。アンタ達、手伝って。先生を裸にしてあげてよ」
「はいっ!」

 長身でスタイル抜群の亜矢先生が、オネエ言葉で小柄な望月さんに、そんなあり得ない「おねだり」を口にして頭を下げ、辱められるために和室へと上がって行く信じられない光景を息を飲んで見つめていた僕達はハッとしたが、ほぼ同時に返事していた。そして先生と望月さんの後に続いて畳部屋に上がろうとしていた時に、思わぬ闖入者が現れた。誰も見ていないと確認して手早く先生を連れ込んだ筈なのに、外からドンドンと施錠された警備員室のドアを叩く音に続いて、聞き慣れたデリカシーのかけらもない大声が。

「失礼します! 失礼しまーす! 開けてくださーい!」

 萌だ。先生の変調の本当の理由に気付いているらしい、と言ったが、どうやら隠れて様子を伺っていたらしい。全くエッチな事しか頭にない、筋金入りのスケベギャルには困ったもんだ。外で騒がれてこれ以上他人を集めてはまずい。しょーがない、開けてやるか。

「おい、開けてやるから、静かにしろよ」
「やめてっ! 開けないで!」

 僕がヤレヤレと苦笑しながら入り口に向かうと、さっきまで諦めたように従順だった先生がほとんど悲鳴に近い声で嫌がった。だが、この時にはもう望月さんが拘束を完成させており、亜矢先生は服を着たまま「まんぐり返し」の体勢で少しも動けなくなっていたのである。さすがにいつもこの部屋でSMプレイを楽しんでいるだけあって、ビックリするような早業だ。「どM」の先生も大人しく協力して縛られていたわけだけど、萌まで来てしまったのがショックなんだろう。明らかに動揺して表情を歪め、全身をワナワナと慄わせているのがよくかる先生の顎をしゃくった望月さんは、言い聞かせるように言う。

「あら、どうして嫌がるの? この際一人くらい増えたって、どうって事ないでしょうに」
「だって……女の子にまでなんて……あんまりですわ。ああ、許して下さいませ、ご主人様あ」

 これがSMパートナーと言うものなんだろうか。普段の毅然とした態度が一変して、無防備な格好で弱々しく「ご主人様」たる望月さんに許しを請うている亜矢先生の姿はゾクリとするほど色っぽくて、僕はますますこの美人先生をイジめてやりたいと言う欲望が膨れ上がって来るのを感じていた。そして望月さんは冷たく先生の懇願をはね付ける。状況的にも外で騒いでいる萌をシカトするわけにはいかない。

「ダーメ。亜矢ちゃんは女の子とエッチするの初めてだったかしら? うふふ、ココを女の子にかわいがってもらったら、もう病み付きになっちゃうわよお」
「そんな……ああ、酷い……」

 望月さんは黒い貞操帯パンツのもっこり膨らんだ股間部を撫でながらそう言っていた。「ココ」と言うのがオマンコを意味していただけでない事は後でわかるんだけど、僕は憧れだった気の強い美人先生をイジめる黒い歓びに突き動かされるがまま、鍵を外してドアを開ける。

「キャーッ! スッゴーイ!」
「お前な、いちいちうっせーんだよ」
「翔太も正樹もズルーイ! 萌ちゃんに隠れて、こんな事してたんだ」
「やっぱ気付いてたのか?」
「だってせんせえったら、リモコンバイブ? 体の具合が悪いなんて嘘で、アヘアヘしちゃってんだも~ん」
「あらまあ、カワイコちゃんの登場ねえ。亜矢ちゃん、良かったじゃな~い。こんなカワイイ子と初レズえっちよ~ん」
「エヘヘ-。ねえ、亜矢せ~んせ、どうしてそんな格好してるんですかあ? もしかして、セックス奴隷?」
「まあ、カワイイのにおませちゃんだ事。もしかして翔太君のカノジョお?」
「そうでーす!」

 この状況を見てもさほど驚かず「セックス奴隷」と正解を言い当ててしまう、エロギャル萌も困ったもんだが、先生は慄える声で必死に否定した。

「安原さん、先生は事情があって、無理矢理こんな格好にさせられてるの。お願いだから何も見なかった事にして。黙ってここを出て行って頂戴」
「往生際が悪いわよ、亜矢ちゃん。まあ、ホントにかわいい子ねえ、食べちゃいたいくらい」
「エヘヘ、そうですかあ?」
「あなたも先生とエッチしたいのお?」
「はい! 私レズにも興味あるしい、亜矢先生だったら最高ですっ!」
「いけません! 安原さん、女同士だなんて、人の道を外れてるわよ」
「せ~んせ、お説教はいいからさあ。いつもお世話になってるしい、今日はアタシがえっちして、せんせいをいっぱい気持ち良くしてアゲルう」
「彼氏の前で先生とレズりたいだなんて、イケない子ねえ。萌ちゃんだっけ? 亜矢先生はねえ……」
「やめてっ! 言わないで」
「アナタが言った通りよ……」

 萌は何度もカワイイとお世辞を言う口のうまい望月さんとすぐに打ち解けていた。コイツは恋人だと言ってるけどただのセフレだから、萌が目の前で先生とレズえっちしたって僕には何の異論もない。むしろ、チンポをくわえたらちょっとやそっとじゃ離さないコイツのスケベっぷりを良く知っているだけに、女同士を嫌がってるお堅い亜矢先生が、エッチに関する事だけは得意な萌にレズられてどんな顔でアヘらされる事かと思うと、ますます期待が膨らんで来た。ちなみに萌は乳がデカ過ぎてパッツンパッツンの白い体操着に紺ブルマと言う、エロ本のグラビアに出て来そうな格好だ。一旦着替えてバレー部の練習に顔を出し、すぐにトンズラして来たんだろう。ブサイクだが愛嬌のある顔をしてるし、何よりムチムチの巨乳巨尻だから「カワイイ」と言えない事もない。そんな萌にも
望月さんは亜矢先生とSMパートナーになった経緯を詳しく教えていた。エロギャル萌は興味津々の様子で、恥ずかしい体勢に拘束された亜矢先生は唇を噛んで何も言えず、屈辱からか顔が恐ろしく真っ赤になっていった。

「へえ、亜矢せんせえっていつもエラそうな事言ってるくせに、マゾだったんだあ。イヤらし~、サイテ~」
「嘘です! みんな欺されないで、これには事情があって……」
「先生、それもう聞き飽きました」

 今度は僕が口を挟んだ。先生が正真正銘のドMだって事はよくわかっている。何しろ、さっき口に突っ込んだ僕達のチンポを素晴らしいテクでしゃぶって、出してしまったザーメンを優しくキレイに処理してくれたんだから。同じ歓びを味わった正樹も、完全に無力に拘束された先生の様子に勇を得たのか、初めて口を開く。

「あのう、萌ちゃんも納得出来るように、先生の体に聞いてみたらいいんじゃないですか」
「馬鹿な事言わないで! 星野君まで」
「あら、イケ面君もいい事言うじゃな~い。先生はね、アナタ達の前だから恥ずかしがってらっしゃるのよ。ねえ、イジめられるの大好きな、マゾ奴隷のあ~やちゃん」
「違うって、言ってるじゃないですか!」
「まあ、生徒さんの前だからって、強情っぱりだこと。でもいいかしら、アナタ達。こうゆうのもSMプレイなのよ。嫌がってる女の子をイジめる方が楽しいし、先生もホントは歓んでらっしゃるんだから、遠慮しないでね~」
「違います! アナタ達、自分のやってる事がわかってるの? お願いだから目を覚まして頂戴、これは犯罪よ」
「ねえねえ、早くせんせをハダカにしてカラダに聞いてみようよ」
「安原さんっ! いい加減にしなさい! 承知しないわよ!」
「おい萌。俺達、落第するかもな」
「へ~んだ。絶対そうなんないように、亜矢せんせをかわいがったげて、仲良くなっちゃうんだも~ん」
「ああ……許さないわよ、絶対に。ここで止めなきゃ後悔するんだからね。今なら許してあげるから、すぐにここを出て行きなさい、アナタ達!」

 幼なじみのセフレ同士で情けないが、僕と萌はクラスじゃ落ちこぼれの双璧で、いつも先生に手を焼かせている生徒なんだ。いたぶられるのを嫌っている同性である上に問題児の萌が加わったためか、亜矢先生はいつもの勝ち気さを取り戻して僕達を叱り付ける。だけど所詮は口だけで、「まんぐり返し」に拘束された先生は、何をされても抵抗出来ない捕らわれの身だ。僕は嫌がる美人先生をじっくりとイジめる事に痺れるような興奮を覚え、これがSMプレイの楽しさなんだと、望月さんの言葉を理解していた。だけど、望月さんの次の言葉は予想も付かない驚くべきもので、先生の反応も劇的だった。あの勝ち気な亜矢先生が、とうとうシクシクと泣き始めてしまったんだから、もうビックリだ。

「あら、生徒さんの前だからってちょっと口が過ぎるわよ、亜矢ちゃん。自分の立場をわきまえなきゃ」
「そうだよ、せ~んせ。セックス奴隷のくせにい」
「安原さん! アナタって人は……」
「どうも先生は気取り屋さんが直らないみたいだから、仕方ないわねえ。亜矢ちゃん、美菜子ちゃんがどうなってもいいのかしら?」
「え、美菜子って……」
「まさか、あの……」
「や、やめて下さい……生徒の前では言わないで」

 ミナコと言えば、あの我らが学級委員でバレー部のエースである美菜子さんが頭に浮かぶ。僕にとっては亜矢先生の次に憧れの女の子であるが、悔しい事に今は正樹の彼女だ。萌だって同じクラブだし、先生を心配して最後まで保健室に残っていたメンバーではないか。みんな絶対に山崎美菜子さんの事を思い浮かべたに違いない。だけど彼女は何も気付かずバレー部の練習に行ってしまったし、関係があるわけがない。僕達は望月さんが意味深に口にした「ミナコ」が偶然にしてはあまりに出来過ぎてるといぶかしみ、お互い顔を見合わせてしまったんだけど、何とその疑惑はビンゴだったんだ。

「あら、亜矢ちゃん。アナタ奴隷のくせにそんな言葉使いで許してもらえると思ってらっちゃるの?」
「……ご主人様。申し訳ございませんでした。ですから、美菜子の事だけは……ああ、言わないで下さいませ、ご主人様あ」
「もう、亜矢ちゃんったら。泣くくらいなら、初めから奴隷ちゃんらしくしときゃ良かったのよお。じゃあ、オクチが余計な事言わないように、アナタの大好きな物を食べさせてアゲルわ」

 ううむ。これが本物のSMプレイの迫力か。普段の姿からは想像も付かない、すすり上げるような嗚咽を始めた亜矢先生の姿はとてもかわいそうで、僕はちょっぴり怯んでしまった。正樹も困ったような顔をしている。憧れの女性をイジめて楽しんでいたつもりが、こんなにマジ泣きされてしまっては、男ならさすがにやり過ぎかと思ってしまうじゃないか。だがしかし、萌は全然先生の涙も気にならないようで、望月さんが持ち出して来た道具を使わせてくれと、楽しそうにせがんでいた。それは僕もSM系のエロ本で見た事のある穴の開いたボールで、口を塞ぐのに使う道具だ。

「はい、せんせえ、あ~んして、あ~ん。もう、お鼻摘んじゃうんだから」

 シクシク泣くばかりで言う事を聞かない先生の鼻を摘んで開いた口に萌は大きな穴開きボールを押し込み、望月さんがガッチリと固定していくと、泣きベソ声すらモガモガとくぐもって言葉にならない状態となった。こうして口答えすら出来なくなった哀れな亜矢先生を尻目に、望月さんは隠していた先生の秘密を暴露してしまう。それはクラスのみんなが知ったら一大センセーションを引き起こしそうな衝撃の事実で、高木亜矢先生と山崎美菜子さんは実の母娘だと言うんだ。亜矢先生が旦那さんを亡くした未亡人で、そのため姓が違う美菜子さんとの親子関係を学校では秘密にしていた事も。萌がエラそうな事を言うから、僕は呆れてしまった。

「やっぱり。アタシ、せんせと美菜子って良く似てるから、そうじゃないかと思ってたんだあ」
「よく言うよ。オメエだってビックリしてんだろ? まあ、確かによく似てるけどな」
「でしょお。背が高くて美人だし、頭はいいし、真面目だし」
「萌とは正反対だな」
「言ったな!」
「まあ、正樹と付き合ってなきゃ、俺がアプローチしてたさ」
「アンタなんか相手にしてくれるわけないじゃん! 翔太はあ、萌ちゃんがお似合いなの!」
「おい、調子こいてんじゃねえぞ! いつオメエを彼女にしてやったってんだ」
「まあまあ……」 

 ついいつものノリで言い争いをしてしまった僕達を正樹が取りなそうとすると、望月さんが言った。

「へえ、美菜子ちゃんって君の彼女なのお?」
「え、まあ、一応」
「そっか……面白くなって来たじゃない」

 そうボソリと呟いた望月さんはとんでもない事を考えていたのだった。そして、亜矢先生に向かって言う。

「ごめんねえ。アナタが聞き分けないから、しゃべっちゃた。だけど、いい? 今度アナタが反抗的な態度を取ろうもんなら、美菜子ちゃんもココに連れて来てもらうわよ。彼氏君、どう?」
「いや、それはちょっと……」
「アタシ、連れて来まーす!」
「ど変態マゾなお母ちゃんと一緒にSMプレイ。きっと娘さんもイジめられて歓ぶMっ子ちゃんなんじゃないかしら? 翔太君はどう?」
「いいっすね、最高です」
「アタシも、さんせ~い!」
「いやあ、さすがにマズくないですか、それは」
「やっぱ彼氏君は反対かあ……あ~やちゃん。アナタさえ良い子にしてたら、美菜子ちゃんには手を出さないからさあ、わかった? わかったら、お返事よ!」
 
 嗚咽の止まらない先生も娘の美菜子さんまで仲間に引きずり込もうとする僕達の相談をしっかり聞いていたようで、望月さんの問い掛けに、首輪を太い柱に繋がれてるけど多少は自由になる首をウンウンとうなずかせていた。

「それじゃ、これからは一切抵抗なんかしないで、この子達にもいつものようにイキまくっちゃう、恥ずかしい所を見せたげるのよお。うふふ、目隠しもしちゃいましょ。さあ、みんなで先生をハダカにしてあげて」

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とても良かったのですが学校で主人公が生徒の前で全裸になろうとしたとこで話が終わった事です、是非続編をお願いします!
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