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プチSM千夜一夜ものがたり第72夜「女秘密捜査官、墜ちる」第一章.淫改造された肉体

女秘密捜査官、堕ちる


 麻薬密売組織の殲滅を目前にしながら、人質に取られた仲間をかばって惨殺された夫の復讐を誓って、自ら秘密捜査官となった亜矢は、普段は有能な高校の英語教師。仲間と共に組織のアジトに踏み込むが返り討ちにあって捕えられてしまう。組織は亜矢を殺さず、一生の性奴隷に堕とそうと過酷な性調教と肉体改造を施す。娘を守るため、刻一刻と体を蝕む強烈な疼きを懸命に堪える亜矢だったが・・・
【登場人物】
♀高木亜矢・・・38才。元女性警察官だったが、夫を惨殺した組織に復讐するため志願して秘密捜査官になった。普段は高校の英語教師。年齢が信じられないほどの美貌とスタイルの良さに、厳格な教師であるにも関わらず多くの生徒達の憧れの的になっている。

♀山崎美菜子・・・亜矢の娘。母と同じ高校の2年生だが、父親の姓を名乗って親子である事を隠している。母親譲りの長身でショートカットのボーイッシュな美少女。バレー部のエースアタッカーであり、勉強面でも優秀。学級委員までやっており、非の付けようがない優等生ぶりは母親そっくりである。

♂望月朝男・・・組織の調教師で、解放された亜矢を監視、調教するため、住み込み警備員として学校に送り込まれた。定期的に禁断症状が現れる亜矢を警備員室に連れ込み、淫虐の限りを尽くす。年齢不詳でオネエ言葉の奇妙な男だが、意外と生徒達には人気がある。

♂星野正樹・・・美菜子のクラスメイトで、密かに彼女と付き合っている。だが、望月にそそのかされて……

♂木村翔太・・・美菜子のクラスメイトで、亜矢の熱狂的なファン。やはり望月にそそのかされて……

♀安原萌・・・美菜子のクラスメイトで、翔太と付き合っている。彼氏が熱を上げている亜矢の事は面白く思っていない。ひょんな事から……

♂小田原祐輔・・・校長。亜矢を狙っている。実は・・・

プチSM千夜一夜ものがたり 第4期 目次

第一章.淫改造された肉体

 今日の6時間目、最後の授業は2年A組だ。

ーー助かった。このクラスなら大丈夫ね

 私は廊下にカツカツと乾いたハイヒールの音を響かせて教室に向かいながらそう自分に言い聞かせていた。前回あの忌まわしい望月に頭を下げてしまってからちょうど一週間。自分の体がもう限界なのはよくわかっている。貞操帯にガードされた恥ずかしい箇所を中心に恐ろしい改造を施されてしまった全身にハッキリ禁断症状が現れ始めた今日、私は再び血を吐くような思いで屈辱に耐えてあの男に懇願し、放課後警備員室を訪れる約束をしていた。もう昨日のお昼前くらいから常に異常な欲情の熾火を点されているような全身がいよいよカーッと熱くなり、とりわけ最も強烈に改造されてしまったあのおぞましい肉塊がググッと膨らんで緩やかに脈動し、解放を望んでいるような気配はあったのだ。徐々に禁断症状が現れる間隔が狭まっている今、私は意地を張らず望月に膝を屈してしまうべきだったのかも知れない。

 だが私は着々と限界に近付き淫らにざわめく体に何とか耐え、今日まで屈服する時を引き延ばしていた。なぜなら私を解放したやつらの忌まわしい「調教」が始まってからもう二ヶ月が過ぎようとしているが、これまで最低でも一週間は我慢して見せる事を、誇り高き秘密捜査官として最後の矜持としていたからだ。もしここで暴走する肉欲のたがを外してしまったら、すぐに屈服するまでの期間が短くなり、結局やつらが望む通り組織の性奴隷として一生仕えさせられる運命が待っているのは目に見えている。

ーーああ、でも、私はもうとっくに堕ちてしまっているのに。その証拠に、あの虫けらみたいな望月に手の一つも出せないばかりか、こうして繰り返しヤツに慈悲を懇願する屈辱に耐えるよりないではないか。それにどんなに耐えて見せても、私が形勢を逆転させる望みはまるでないと言うのに……

 廊下を進む私とすれ違う顔見知りの生徒達は皆丁寧にお辞儀して挨拶し、本当はもう歩くだけでも自慰行為に耽っているに等しい快楽に突き上げられながら、何とか謹厳な女教師の仮面を被り続けている私も素っ気なく返答する。こうして普段は高校の英語教師である私高木亜矢の裏の顔は日本政府の命を受けた秘密捜査官。愛する夫山崎大輔がやつらの手に掛かり非業の死を遂げてから、男勝りの女性警察官だった私は復讐の鬼と化した。夫は実に優秀な秘密捜査官であり、当時闇で暗躍していた麻薬密売組織の存在をあぶり出すと、一網打尽にすべく他に三名の捜査官達と共にアジトに踏み込んだのである。表に出る事は絶対にないので知られていないが、我が国の秘密捜査官は超一流である。訓練を積んだ肉体はそれ自体が殺人兵器であり、マシンガン等の兵装を完備すれば一人でも軍隊の一個小隊に匹敵する程の火力を誇るのだ。そんな秘密捜査官が四名も揃えば、たとえ不法銃器を揃えたヤクザ者の集団であろうとひけを取る事はあり得なかった。

 夫は恐らくそう信じて仲間と共に敵のアジトを襲撃し、そしてその目的は軽く達成されたかに思われたのだが、味方のわずかな過失が命取りとなった。隙を突かれて仲間を人質に取られた夫は、捜査官のリーダーとして武器を置き両手を頭の上に上げて、敵の申し出た交渉に臨もうとしたのだ。しかしその組織は常識が通じず血も涙もない本当に危険な集団だったのである。まさかと思ったであろう夫がよける余裕もなく、組織が切り札として隠し持っていたらしいバズーカ砲が丸腰で進み出た彼の頭を一瞬で粉々に打ち砕いたのだった。

 以上は「手を引け」と組織に言われて命からがら逃げ帰って来た捜査員仲間が、まだ三十路になったばかりで未亡人となってしまった私に語った生々しい話だ。秘密捜査官はたとえ家族であっても正体を隠して秘密裏に行動する事が義務付けられており、初めて夫の本当の姿を知った私にとっては正に驚天動地であった。夫は秘密捜査官である事を隠すため、普段は市役所に勤める公務員だったのだから。そして涙ながらに残酷な夫の最期を私に語り、深く頭を下げてくれた捜査官仲間にどう応対すれば良いのか戸惑うばかりの私だった。まさか、その誠実そうな三人の捜査官の中に憎むべき組織の送り込んだスパイが紛れ込んでおり、夫を地獄の底に落としたのだ、などとその時点でわかる筈もない。否、夫だけではない、この私もその男にまんまと嵌められて今どうしようもない窮地に追い詰められているのだから、つくづく人を見る目のない自分を責める毎日である。

 生来曲がった事が大嫌いで、世の不正を根絶する事を願って警察官になっていた私自身が、夫の無念を晴らすため秘密捜査官を志願したのは必然だったろう。私は学生時代に空手で名をはせるなど、普通の男性が束になってかかって来ても負ける気がしないくらい、身体能力にも自信があったのだから。当時まだ幼く真相を理解出来そうになかった娘の美菜子には、お父さんは事故で亡くなったのよと誤魔化し、私は警察官の職を辞して秘密捜査官を志した。夫の死を通じて、初めてそんなアクション映画のような仕事が本当に世に存在している事を知った私が生還した捜査官に尋ねると、警察官から身を転じる制度があると教えられたのだ。さらに、有利なケースも多いので、能力されあれば女性でも可能である事も。

 私は警察をやめたが半年間生活資金を保証されながら、肉体的にも精神的にも想像を絶する過酷な訓練を受けた。愛する夫の仇を取って、彼が壊滅寸前まで追い込んでいながら凶弾に倒された組織を、今度は私の手で殲滅してやるのだ、と言う強い意志がなかったら、屈強な男性でも悲鳴を上げそうな猛特訓に耐える事は不可能だったろう。こうして私は人間離れした戦闘能力を有する秘密捜査官となり、同時に正体を隠すため学生時代留学経験があり自信のあった語学力を生かし、現在も勤務している高校の英語教師となった。秘密捜査官は政府の命を受けており、公的な職業に就くのは融通が利くのである。それに民間と違い、公立学校教員などの公務員は、かなり自由に年休を取る事も出来る。私はスパルタ式でビシビシ生徒を鍛えながら、年に1、2回あるかないかと言う案件を完璧に処理していき、女性ながら並み居る男性捜査官達にも一目置かれる存在となっていった。

 こうして秘密捜査官としてデビューしてから7年がたち、いよいよ夫を惨殺したあの暗黒組織と対決する夢が叶えられる時が来た。あれ以来日本社会の闇に消えて存在が確認出来なくなっていた組織が、諜報を司る捜査官仲間の地道な努力により、ようやく居場所を突き止められたのである。それまで一度として敵に後ろを見せた事のない私は女性ながら認められてリーダーとなり、まるで用心棒のように逞しい男性捜査官三名を従えて、敵のアジトへと向かった。この時私は夢にも思っていなかった。まさか自分も夫と同じ道を辿る運命だったとは。

 もうお察しだろうが、夫の仇討ちにと名乗りを挙げた、あの時生還した捜査官仲間の一人が何と組織の送り込んだ刺客だったのである。しかも手口まで同じとは悔やんでも悔やみ切れないが、大いに緊張して組織との対決に臨んでいた私には、悲しいかなその男の正体を見破る余裕はなかったのが正直な所だ。本当は敵のスパイだが、我々を欺き内部から破壊工作を行うべく実際に訓練を受けて捜査官となったその男は、雌雄を決する最大の正念場でわざとスキを見せ敵の人質となってしまう。そして組織はあの時同様、リーダーである私に武器を置き交渉するようにと強要した。夫の悪夢が蘇った私だが、人質男の正体を知らなかった以上犠牲にして敵と一緒に皆殺しにする、などと言う非人道的な選択肢はどうしても取れなかった。他の捜査官達と合わせて一斉に殺戮するだけの火力は十分備えていたのだが。
 
 もちろん夫と同じような死を覚悟して丸腰で進み出た私をしかし、組織は殺す事なく捕らえて他二人の捜査官には退去するよう要求した。やつらの汚らしい手が掛かり雁字搦めに拘束された時、その後の耐え難い屈辱を想像した私だったが、やはりもう一人捕縛されていた男の狂言芝居に欺されて、二人にマシンガンで機銃掃射してくれ、と頼む事は出来なかった。最後の最後まで何と愚かな私であった事か。まともな人道感覚を持ち合わせた二人の仲間は、当然ながら捕虜と一緒に敵を殲滅する事など出来ず、組織が厳重に見張る中手を引き退去してしまう。そして捜査官仲間の行動を尾行していた組織のやつらが戻って来てから、指一本も動かせぬ強力な拘束を施されていた私に、衝撃的な事実が告げられたのだ。

 同じように捕縛されていた男の方だけ自由にされ、下卑た本性を現した男が言った言葉を私は絶対に忘れないだろう。

「高木さん、俺、アンタを抱いてみたかったんだよな」

 組織は男の正体を明かし、すぐに自分が夫と同じ罠に嵌まった事を理解した私は自害しようと思ったが、いざとなると雁字搦めの身で死ぬのは容易な事ではなかった。そして裏切り男は万が一にも私を死なせないよう、言ったのだ。

「おっと、舌を噛み切ろうなんてバカな事すんじゃねえよ。人間そんなに簡単に死ねや死ねえ。それに、娘さんがどうなってもいいのかい?」
「な、何を言ってるの! 美菜子は……娘は何の関係もないじゃありませんか!」
「いやいや。実は皆さん、彼女のたった一人の娘さんは高校生でしてね。これがお母さんによく似た別嬪さんと来てる」

 するといつの間にか拘束された私を取り囲んでいた男達が、ほお~、だのと歓声を上げた。長々と拘束されている間に、男達が私を殺さず体を狙っている事は大体察しが付いていたのだが、いきなり娘の事を持ち出されては下手に死ぬ事も出来なくなってしまった。私のそんな動揺は顔に表れていたらしく、虫酸の走るようなオネエ言葉が掛けられたのだが、それが望月との出会いだった。

「あ~ら、やっぱり娘さんの事は心配みたいね~。い~い? 美人の捜査官さ~ん。美菜子ちゃんっておっしゃるのかしら、娘さんを放っておいて欲しかったら、大人しくアタシたちに抱かれるのよ~」
「誰がお前らなんかに!……触るな、無礼者っ!」
「まあ、つれないのね。ちょっと耳に触れただけじゃな~い」
「おい、望月。オメエ、気い付けねえと、ひでえ目に遭わされるぜ。何たって、天下の捜査官様だからよ」
「だ~いじょ~ぶ。だって、こ~んなギッチギチに縛ってんですもの」
「ハハハ、確かにさすがの秘密捜査官さんも、こうなっちゃザマあねえな」
「そうよ~。だから覚悟してね~。お母さんがいい子にしないんだったら、美菜子ちゃんとエッチしちゃおっかしらあ~」
「母親もいい女だけど、娘の方が若いってのも魅力っすよね」
「やめなさいっ! 私はどうなってもいいから、娘には絶対手を出さないで」
「わかったわ。じゃあ約束しましょ。これからお母さんが言う通りにしてくれたら、絶対美菜子ちゃんには手を出さない。でも逆らったり、逃げ出したりしようものなら、すぐに娘さんをとっ捕まえてお母さんの代わりになって貰うの。わかったあ?」
「わ、わかったわ……」
「そりゃあいい。まるで娘を人質に取ってるみてえなもんだな」
「何せ、高木さんの亡くなった旦那さんとは懇意にさせて頂いて、家も学校も全部わかってますからね」

 私はこの時、裏切り男を心の底から恨み、自由になったら真っ先に始末してやろうと決意した。だが、望月の次の言葉は、私をそんな余裕もまるでない地獄に叩き落とす事になるのだった。

「ねえ、捜査官さ~ん。真面目な貴女は知らないでしょうけど、これからはアタシ達のかわいい性奴隷になって貰いたいの。わかるう? 性奴隷って」

ーーな、何だ、ソレは? せいどれい? 性の、奴隷……

 私とてネンネではない。高校生の娘がいるのだ。しかし誓っても良いが夫との幸せな性生活が私の性経験のほとんど全てであり、性奴隷などと言うおぞましい言葉を聞かされてもすぐにはピンと来なかった。そして「性」の「奴隷」だろうと見当を付けてみても、やつらが考えていた事の重大さを少しも理解出来なかったのである。せいぜい男達に抱かれてやれば良いのだろう、とくらいしか思い至らなかったのだから大甘である。

「捜査官さんはわかんねえみたいだぜ」
「じゃあすぐにわからせてアゲル。捜査官さん、アナタは一生組織に仕える性奴隷になるのよ」
「一生だと! バカも休み休み言え!」
「まあ、こんな格好にされても気が強いのねえ。だけどアタシ、気の強い女性をイジめるのがだ~いすきなの」
「いい加減にしろ! もういい。抱かれてやるから、さっさと私を解かないか!」
「あら、アナタ何か勘違いしてるんじゃな~い? 怖い怖い捜査官ですもの。絶対反撃されないよう縛ったままかわいがってアゲルに決まってるじゃない」
「貴様、こんな風にしなければ、まともに女も抱けないのか! 恥を知れ、恥を!」

 それは男女の行為は一対一で秘めやかに、ベッドの上で行われるものだとしか思い浮かばなかった私なりの精一杯の罵倒だった。だがルール無用の無法者集団にはもちろん意味がなかったのである。  

「おお、やっぱ秘密捜査官さんは怖えなあ」
「いいわよお。その通りですもの。アタシって女の人を縛ってイタズラするのがお得意の、卑怯者なのよ~。ウフフ、だけどすぐにそんな生意気な口なんか聞けないようにしてアゲル」
「おい、さっさと服を脱がせようぜ」
「や、やめろ!」
「抱かれてやると言ったクセに、何嫌がってんだよ」

 強固な革製の拘束具で全身を緊縛されていた私のボディースーツを、男達は容赦なく刃物で切り裂き始めていた。そしてあっと言う間に全裸に剥かれた私の体を、男達は数人掛かりで世にも卑猥なポーズに固定してしまったのだ。それは仰向けで両脚を頭の上まで上げ、木製の首枷の左右に手脚の先をまとめて拘束すると言うもので、あまりの恥辱に私は気が遠くなりサッサと自害しなかった事を後悔し始めていた。だが、私がやつらの言いなりにならなければ、娘の美菜子に危害が加えられてしまう。そう聞かされた言葉が呪縛となり、物理的な拘束具以上にきつく私の行動を束縛していた。

「思った通り、スゲエ体だな」
「チキショウ! 早く抱きてえぜ」
「ねえ、みんなガッツかないのよ」

 三十台後半でも鍛え抜かれた私の体は究極の肉体美だと自負している。若い頃より女性的な丸みも帯びて、男性にとっては魅力的に違いない。だが、こんなゲスそのものの男達に賞賛されても嫌悪感を覚えるだけだ。そして私の裸体に興奮した男達を望月は抑える。改めて見るとこの男、誰よりも貧相な小男で、性別も年齢も不詳に見えた。なのに荒くれ男達のリーダーであるかのごとく振る舞っているのを不思議に思ったが、望月は嫌がる女性を調教して組織の性奴隷に仕上げるエキスパートだったのである。やつの言葉で他の男達は黙って見つめるだけになった。

「あ~ら、とても大きな子供がいるようには思えないわねえ。捜査官さんのオマンコ、とっても綺麗。あんまり使い込んじゃないようよ。ねえ、捜査官さん、ご主人がなくなられてから、他の男性に抱かれてないのかしら?」
「あ、当たり前です! そんな事……」
「でも、オナニーくらいはしてらっしゃるんでしょう?」
「あなたに答える必要はありません!」
「あら、図星だったみたいね。そうだわ、こんな体で男なしじゃとてもガマン出来なかったでしょ」
「いい加減な事言わないで!」
「うふふ、それじゃ体に聞いてみましょうか……まあ、結構モジャモジャね、後で邪魔にならないよう、綺麗に剃ったげる。どれどれ……」
「や、やめて」
「あらあ。急に女の子っぽい声を出しちゃって。ねえ、捜査官さん、オマンコもお尻の穴もバッチリ見えちゃってるわよ」
「ああ……」

 望月が陰毛をかき分けて最も恥ずべき箇所を探って来ると、私はあり得ない気持ちを覚えてドキッとした。

「捜査官さん、もしかして興奮してらっしゃるの? ココが固くなってお湿りが来ちゃってるみたいよお」

 女を調教するプロである望月は正確に私の心理を読み取って言い当ててしまい、男達の熱い視線が集中するのを痛い程感じる箇所はますますカーッと熱くなって自制が利かなくなりつつあった。

「ほら、ココよ。知ってるでしょ、クリちゃん。すっごくおっきしてるわよお。それにな~に、簡単にお皮が剥けちゃうじゃない。これは捜査官さんが、オナニーばっかやってた何よりの証拠デ~ス」
「ば、バカな……」
「うふふ、ムキムキされるのが気持ちいいのね。もうビンビンよお。お乳首もおんなじみたいだし、おツユが溢れて垂れて来ちゃってるんですけどお? みんな、泣くも黙る秘密捜査官さんは、ホントは縛られて虐められるのがお好きなマゾなのかも知れないわ」

 ここで私と望月のやり取りを黙って見守り論評を控えていた男達がドッとわく。そしてあろう事か、体の中から火を飲まされたように熱く込み上げて来るものを、もう私の理性はまるで抑える事が出来なくなっていた。望月に言い当てられた通り、夫をなくしてから私は密かに指を使って孤独を慰めてしまう悪いクセが付いてしまっていたのだが、その時に触れてしまう乳首とクリトリスがいつの間にか石のようにピンと屹立し、もう戻ってくれないのだ。

「それにしてもおっきなクリちゃんだこと。これは改造するのがチョ~楽しみだわあ」

 この時望月が口にしたクリトリスの「改造」が何を意味するのか、私には皆目見当が付かなかった。まさかこの世にあんな淫らな仕打ちが存在するだなんて、まともな人間なら考え付くわけがないではないか。

ーーああ、クリがドクドクと疼く! もう駄目だ、早くこの授業を終えて望月に会いにいかなければ本当に頭がおかしくなりそうだ。何て、惨めな……

 そこまで回想してしまい、禁断症状一歩手前の凄まじい勢いで脈動し解放を望む改造クリトリスの疼きに白旗を揚げそうになった私は、なぜあの男を一撃で倒して自分も自害しないのか、と幾度となく考えた問い掛けを自問自答する。やつらの肉体改造のせいで二十四時間発情を強制されているような私だが、今なら少なくとも一週間は理性を保っていられるし、個体が殺人兵器に近かった捜査官時代より大幅に低下した格闘能力でも、私の「ご主人様」面をしてヘラヘラしているあの男を葬る事など児戯に等しいのだ。望月は自由を奪った女性をいたぶって懐柔する事しか能がない小男なのだから。

 だが始業のチャイムと同時に、廊下から教室に入った途端掛けられた凛々しい声が私の迷いを払拭する。

「スタンダップ!……バウ!」

 それはこのクラスの学級委員を務める愛娘美菜子の声である。他のクラスならこちらが促す必要のある号令も間髪を入れずに掛けてくれるし、他の生徒達も私語をやめ一糸乱れず起立、礼、と美しい授業開始の挨拶をしてくれる理想的なクラスだ。わが娘ながら褒めてやりたいくらい美菜子は人望が厚く、クラスを上手に統率しているのだろう。

 この学校では山崎姓を名乗って私の娘である事は隠しているのだが、夫が亡くなった時まだ年端もいかぬ少女だった美菜子はこうして立派に成長し、誰が見ても文句の付けようがない優等生だと思う。今では並の男性より高い私の身長さえ追い越す長身で、この学校のバレー部のエースアタッカーである彼女は、勉学の方も優秀で、おまけに親の目から見てもほれぼれするような美少女なのである。彼女は常々、大学に入ったら留学して語学力を磨き、将来は私のような学校の英語教師になりたいと言う夢を語っているのだが、十分に可能だと思うし、親として可能な限り支援してやりたい。自惚れが過ぎるかも知れないが、夫と私の優れた遺伝子を受け継いだように思われるこの娘を、私は女手一つで大切に育んで来た。私にとってこの世で一番大切な、かけがえのない宝物なのである。彼女がいるからこそ、私は死を選ばずやつらの慰みものとなる屈辱に甘んじているのだ。

 美菜子にとってたった一人の肉親である私がいなくなるわけにはいかない事もあるが、組織はもっと直接的に私を脅迫しているのだ。たとえ私は遠からずやつらの性奴隷に堕とされる運命であっても、この娘にだけは指一本触れさせるわけにはいかない。美菜子を守ると言うのが、今恥辱にまみれて生かされている私が自害しない唯一の理由である。

 組織に監禁された数週間、私は何度死のうと思った事か。やつらは殺そうと思えばすぐにも殺せる私を死なせようとせず、あろう事か誇り高い秘密捜査官の私を自分達の歪んだ性欲の捌け口となる「性奴隷」にしようと企んだのだ。

「うう~んっ!」
「あ~ら、どうしたのかしら、捜査官さん。ちょっと目隠しされて首筋舐められただけで、やけに色っぽい声出しちゃって、意外とスケベなのかしらね」
「くすぐったいだけだ!」
「さあ、皆さん。夫に先立たれてオナってた未亡人の捜査官さんをかわいがってあげましょ。はーい、まずはお注射よお」

 そうして始まったやつらのいたぶりは夫とのノーマルな性行為しか知らなかった私の想像を絶するものだった。やうらの言葉を借りれば「セックス中毒」になると言う、組織が扱っていた怪しげな薬物を毎日打たれ、起きている間は、休息時間に視聴を強要された無修正アダルトビデオとやらそのまま、いやもっと下劣でおぞましい多人数による性的拷問を繰り返された。やつらが闇で捌いて暴利を貪っていた薬の効果は確かであり、しかも決して性急でなく優しく全身の性感帯を目覚めさせる段階から手順を踏む「調教師」望月の手管もあって、夫と死別してから孤閨を囲っていた私の体は信じられない程燃え上がってしまう。初日の調教で早くも私は憎い男達のぺニスで女性器と口を同時に犯されながら数え切れない絶頂を迎え、何度も気絶しては叩き起こされて、普通の女性が一生かけても経験しないであろう性の深淵を覗かされた気分になった。だがそれは組織の性奴隷調教のほんの序の口に過ぎなかったのである。たとえ薬の作用で一時的に女の恥を晒してしまったとしても、薬物中毒に抗う訓練まで受けていた秘密捜査官の私が屈する筈はないし、まして一生やつらの性奴隷として仕えるなどあり得ない話だったろう。

 監禁初日が終わろうとし、ボロボロになってようやく与えられた休息時間もどぎついビデオを鑑賞させられていた私に、組織は嫌な話をした。

「お母ちゃんが帰らないで娘が心配するといけねえからな。ちゃんと手を打っておいたから心配するな」
「ど、どういう事だ……」
「お前の学校の校長に圧力を掛けて、急な出張で当分帰れねえ、と言う事にした。娘にも連絡してやったよ」
「な、何で、そんな事が」
「ハハハ、俺達の仲間は一杯いるってことさ」

 実際秘密捜査官仲間にさえ工作員が紛れ込んでいたくらいだから、私はその話を信じるよりなかった。そして見くびっていたやつらが実はとんでもない一大犯罪組織である事がわかって来たのだが、時既に遅し、であった。

「ほらよ、娘に電話を掛けてやりな。話を合わせねえと、すぐに娘もここに連れて来るぞ」
「お、いいっすね。ジョシコーセーの娘とお母ちゃんの親子丼……」
「やめてください! 掛けるから……」

 やつらの話ぶりと、忌々しい事に我が家に夫の弔問に訪れて住む家も美菜子の美少女ぶりも知っている裏切り者捜査官の存在から、それがただの脅しではない事は明白であった。

「ほう~ら、アタシのおちんちん食べさせてアゲルわ。良い子だから、こちらが言った通り美菜子ちゃんに伝えてね」
「も、もうやめて……」
「何言ってんのよお。あなたのエッチなオマンコちゃん、又キュッと締まったわ。仲良くしましょうよ、捜査官さ~ん」

 やつらが私の所持品から勝手に取り出した携帯電話で美菜子を呼び出していると、何と望月が休憩時間も性器丸出しの拘束を解かれない私を、又もや貫いて来たのだ。ようやく休む事を許されたと思った私の女性器は初日だけで何度も執拗に犯され、調教師らしい巧みなテクニックで弱点を突き極めさせられたやつの凶器に、悔しいが順応してしまい持ち主の意識とは無関係に淫らな反応を示してしまう。こんなゲス野郎に感じてなるものか、といくら意地を張り体を石にしようとしても、望月の剛直が無造作に挿入を深めて来るだけで快楽の炎に炙られる私の頭はピンクに霞み、切なく慄えてしまう声で異常を悟られぬよう美菜子に応対するだけで精一杯だった。

「はい、良く出来ましたあ。ご褒美にたっぷりアタシの種付けしてアゲルう~」
「な、何だって! 話が、ち、ちが……うああっっ!!」
「うふふ、ジョークよお。でも捜査官さん、すっかりアタシのおちんちんが気に入ってくれたみたいね、嬉しいわあ。中に出されると素敵でしょ? 子種がないのが残念だわあ」

 軽口を叩きながら望月がナヨナヨした外見と正反対に力強いストロークを送り込んで来ると私は一直線に望みもしない絶頂へと押し上げられ、あれだけ射精した筈なのに無尽蔵に思える冷たいザーメンが燃え盛る体内に掛けられると凄まじいオルガスムスが爆発してもう何も考えられなかった。望月を初めとして、私を輪姦して中に出した男達は去勢手術を受けているから大丈夫だと言った。今後組織の性奴隷として仕えさせるために、妊娠は避けるのだそうだが、本当だろうか? もしかすると生殖能力を失った方がむしろ強精になるのかも知れない。望月に指摘された通り、私の体はおぞましい筈の膣内射精を歓待してしまうまでに、一日にして淫らに調教されてしまったのだった。そして一日の終わりに望月に中出しセックスされながら美菜子に虚偽の電話を掛けるのは私の日課となった。

 二日目からは、この世にこんな身の毛もよだつ不道徳な性行為が存在したのかと、想像する事すら出来なかった処置が施された。股間の飾り毛はレーザーで永久脱毛され、排泄器官を性器化するのだと毎日浣腸されてから尻穴を拡張する訓練が加えられた。ここでも色事に長けた調教師望月の手管は巧妙で、後述するクリトリスの調教やGスポットを刺激して潮を吹かされるのと同時に、舌や指から始めて徐々に太くなるアナル責具で私がハッキリと尻穴に快感を覚えるまでじっくりと拡張されたものだから、いつしか私の後穴は第二の性器どころか女性器より優秀な快楽源と化してしまう。そのため今貞操帯の下に装着されている二穴バイブは動かず存在するだけで悩みのタネであり、とりわけ刺激突起付きアナルバイブからは淫密な快感が常時ヒタヒタと背筋を這い上がって、私を身も心も性奴隷へと貶めようとするのである。

 だが排泄器官に優秀な性感帯が存在する事は私も知っていたし常識の範囲内だ。そんなレベルでなく、私に一生消えないダメージを負わせたのは、やつらの言葉で言えば「性奴隷にふさわしい体に改造する」処置であり施術であった。毎日薬物を注射されるだけでなく、「媚薬風呂」と言う白濁した乳液状の薬で満たされた浴槽に四肢を緊縛したまま漬けられ、大勢の手で股間の二穴も含めた全身にくまなく薬をすり込まれると、日を追って着実に体中の性感帯が研ぎ澄まされてしまうのがわかった。今私は情けない事にとても電車に乗る勇気はない。以前なら即座に締め上げて警察に連行してやったであろう痴漢に万一尻でも触られようものなら、途端に目が潤み呼吸が乱れて捕まえるどころか何も考えられないくらい官能を乱されてしまうのが目に見ているのだから。いや尻だけではない。今私はほとんど体中が優秀過ぎる性感帯と化してしまっているのだ。股間には逆に刺激を与えられぬよう貞操帯が嵌められているのだが、乳房や尻はもちろんの事、何でもなさそうな箇所に衣服が擦れるだけでエロチックな気分に陥ってしまう。こんな状態で謹厳な女教師の仮面を被り続けるには鉄の意志が必要で、だからこそ今私にとって唯一の救いで生き甲斐となっている愛娘のいるクラスは心の拠り所なのだ。

 さて、全身の性感帯化も大きな問題だが、さらに辛いのは本来の性感帯の変容と改造手術である。連日の媚薬漬けで乳房や膣内、そして恥ずかしいアナルの中までどんどん感度が向上してしまい、今や放っておいてもそれらの箇所がジーンと甘く疼き上がって刺激を求めてしまう。両の乳首は常にピンと石のような勃起が治まらず、明らかにサイズまで増大してしまった乳房にブラを着ける事すら出来ない。乳頭が衣服と擦れてしまったら途端に恥ずかしい反応が起こって我を忘れてしまいそうなのだ。今貞操帯にガードされた股間を慰める事の出来ない私は、家で美菜子の目を盗むと、浅ましく乳房を揉み股間に含まされた二穴バイブを締め上げて暴走する性欲を発散しないではいられない。もちろん学校、とりわけ授業中生徒達の見ている前でそんな恥を晒す事は出来るわけがない。

 そして最悪なのが女性にとって最大の泣き所であるクリトリスに加えられた鬼畜な仕打ちである。監禁されて早々に包皮を切除されて、それだけでもたまらない状態なのに、毎日ホルモン注射を打たれ数日おきにシリコンを注入して巨大化が図られた。それに加えて望月に二穴を責められつつ、手指や口唇、そしてさまざまな器具や装置を用いて執拗にマッサージを施された結果、ほとんど男性器と見紛う程に膨れ上がってしまったのだ。もちろんクリトリスであるから感度も凄まじいし、常に勃起状態で刺激すると膿みのような体液を「射精」までしてしまうのである。まるで股間に快楽の爆弾を抱えているようなもので、もう二度と戻る事のないこんな恥ずかしい体にされてしまっては死んだ方がましなのは言うまでもない。

 私はただ、娘の美菜子を守る、と言う一心で屈辱に耐えて組織の慰み者に身をやつし、生を全うする覚悟を固めているのである。鬼畜な男達が約束を守ってくれる保証はどこにもないのだが、私がギブアップすればやつらはすぐさま美菜子に手を伸ばすだろう。遠からず堕ちてしまうであろう奴隷として、淫魔のように改造された浅ましい肉体で男達の邪欲を満足させてやれば、絶対娘に手を出す事はしない。そう何度も約束を口にした組織を信じるよりないではないか。そしてその前にもう一つ。まだ後一月ほどはなぜか猶予を与えられている私は、美菜子を連れて逃亡すると言う望みも捨ててはいない。学校も家も組織に監視されているに違いなく、貞操帯調教で正気を失いつつある私に不可能である事は十分承知しているのだが。家ではどうしてもオナニーに狂ってしまう私が、どうやって組織の目を逃れ美菜子と一緒に逃避行すれば良いと言うのか。いくら考えても頭の中は堂々巡り。今はただ少しでも破滅の時が訪れるのを後伸ばしにするために、これから最後の授業を全うするよりないのであった。

 美菜子は本当に申し分のない「良い子」であり、彼女がまとめているこのクラスも落ち着いた良い雰囲気だ。普通に授業をしていればまず注意する事はなく、猛烈に疼く体が限界に近付いている今娘のクラスで授業が出来るのは地獄に仏だった。だが私はやつらの「調教」をまだ甘く見ていたのである。これまで一週間耐えられたからと言って、今度も大丈夫だと言う根拠にはならない。肉体改造のおぞましい効果がどんどん増幅して来ているのは自覚している。やはり無理をせず昨日望月を訪れるべきだったのだ。

 授業を始めて早々に私の体は悲鳴を上げていた。日本国内で考え得る最高レベルの訓練を受けて、生きた兵器と言えるくらいに鍛えられ人間同士の戦闘なら無敵である筈の私だが、女の性に関わる急所だけは鍛えようがなかったのである。そう、それは忌まわしい貞操帯によって完璧にガードされた股間である。一週間禁欲を余儀なくされて強烈な欲情が火を噴いている前後ホールには、十分な太さで刺激玉の埋められた人造男根をくわえさせられているのだが、教室内で一寸脚を踏み出した途端に、それまでわだかまっていた甘美な戦慄が猛烈な勢いで背筋を突き上げて来たのだ。

ーーおおう! いい~っっ!! ああ、こ、こんな……もっと刺激が欲しい、もっと……

「先生っ!」
「な、何?」
「顔が真っ赤ですよ。それに……トイレに行きたいんじゃないですか?」
「え!? そ、そうなの、実は体調が悪くて。ごめんなさい、みんなしばらく自習して待っててくれるかしら」

 突然声を掛けて来たのは木村君と言う男子だ。学力が低くお調子者で、実は私の事を特別に好いていてくれるらしく、周囲にもそう公言してはばからないような生徒である。勉強がわからないせいでもあるが、このクラスで唯一注意する必要のある言動を取る事があって、恐らく私に構って貰いたいのだろう。でもそんな彼が、他の生徒なら失礼でとても言い出せないであろう言葉を掛けてくれて助かった。彼に気付かれてしまったと言う事は、私の無意識な体の動きは相当目立っていたわけで、いつの間にか火照っていた顔がますますカーッと紅潮してしまう。木村君を幻滅させていなければ良いのだが。

 ああ、何と言う恥ずかしい事だろう。ついに恐れていた、私を見境のない淫乱女に変えてしまう禁断症状が現れ始め、わずかでも快感を得ようと腰が勝手にグラインドして、女性器と尻穴に打ち込まれたボコボコの筒具が内部で擦れ合う心地良い刺激を貪ってしまっていたのである。そのため私がトイレを我慢しているように見えたのだろう。授業中トイレに立つ生徒がいれば必ずや厳しく叱責する私であるから、こんな不始末を生徒達はどう見ている事だろうか。私は、とりわけ何も知らない美菜子の視線を痛い程感じながらも、木村君の指摘に従いトイレへ向かった。

ーーああ、美菜子ごめんなさい。ママのこんな無様な姿を見せてしまって。だ、駄目だ、どうしても腰がくねってしまう、こんなバカな……くそう、望月め! こんな凸凹は反則だわ……

 身内に猛然と込み上げて来る淫情に負けて腰を使ってしまった事を木村君の言葉で自覚させられた私は、恥を忍んでトイレに立つため授業を中断すると言う教師にあるまじき決断を下したのだが、だからと言って股間を中心に恐ろしい勢いで燃え広がり始めた苛烈な欲情は一刻も治まってくれるわけではない。私はまるで小学生の女児がおもらしを我慢しているかのようにスーツの股間を両手で押さえ、モジモジと腰をよじりながら教室を出ようとする。すると気の触れそうな欲求不満は少し治まってくれるものの、代わりに前後の淫穴を占拠した嫌らしい人造ペニスが薄い粘膜越しにゴシゴシと擦れ合って快感の火花が散り、生徒達の目の前で絶頂の恥を晒してしまわぬよう必死だった。私を監視調教するためにやって来た望月の手で定期的に貞操帯を外され陵辱を受けた後内部に含まされるペニス型は、少しずつ太くなったり刺激を加えるための突起が加わったりして徐々に責めを強化されているのだが、今私の前後を貫く筒具はこれまでになく卑猥なデザインのパール玉内臓で見るからにゴツゴツしており、刺激も強烈なのだ。特にアナルをズンズンと突き上げて来るおぞましい快感が凄まじく、私はヘラヘラ笑いながらこれを仕込んで来た望月を恨みながら、歯を食い縛って下半身が溶けてなくなりそうな悪魔の愉悦に耐える。当然が脚がフラついてとても早くは歩けず、教室中の生徒達の前で廊下へ出るまでのわずかな距離が恐ろしく長く感じられた。

ーーあ、イク! イクううっっ!!

 ぶしゃっ! ようやくほとんど転げるようにして廊下に出た瞬間、ほっと安堵のため息を付いたのも束の間、私の腰は最早何の慎みもためらいもなく大きく振りたくられて、目も眩むような猛烈な絶頂が弾ける。何とか声が出てしまうのだけは手で抑え、閉じたばかりのドアにもたれ掛かって激しく乱れる吐息を落ち着かせながら、私はあまりの情けなさで酷く暗鬱な気分に陥った。日に日に強まる性感地獄の中救いと言えたのは、どんなに激しく気をやろうと淫声を堪え平静を取り繕う演技が身に付いた事だが、全身性感帯に改造された体の恥ずかし過ぎる生理反応を抑える事は不可能だった。それは絶頂を迎えると同時に、必ず大量の潮を吹いてしまう、言い換えれば失禁してしまう事である。監禁されている間毎日の日課として、望月の指でGスポットを責められて強烈に昇り詰めながら少なくとも10回は潮を吹く訓練を施された私の体は、条件反射のように体液を吹き上げてしまう反応が刷り込まれてしまったのだ。辛うじて小用だけは可能な貞操帯のため廊下を汚す失態だけは避けられたが、わずかに穴から洩れて内股を伝うのと、内部に溜まった液体の冷たい感触が、オルガスムスの狂乱から冷めつつある私を惨めな気分に誘ってやまない。やはりトイレに立つ必要があるようだ。

ーー教室の中でなくて、良かった……ああ、でも……もう浅ましいマネはやめるのよ! 私のカラダ

 身も心も蕩けさせる甘美な絶頂の瞬間だけは、この地獄の日々の辛さを忘れる事が出来るのだが、すぐ又理性の蘇った私は、なおもはしたなく二穴で人造男根を喰い締める快感を貪ろうとして止まない淫らな体の反応を堪えようとするが、歩くため脚を踏み出す度に人並み外れて鋭敏に改造された膣と肛門の内壁をズリズリと効果抜群の刺激突起で擦り上げられる感触は、禁断症状が発症する一歩手前の私にはあまりにも甘美であった。こうして見る者がいればモンローウォークのように見えるであろう、大きく尻を揺さぶりながらの歩行と言う痴態を晒しながら廊下を行き、何とか最寄りのトイレにたどり着くまで次のアクメを我慢したのは不思議に思われる程だった。

 個室に入り便座に腰を下ろした私は、酷く惨めな気持ちに苛まれながら、恐ろしく丈夫な軽合金製貞操帯の前ポケットをずらし、内部に溜まった尿を排泄した。そしてその時二穴アクメの壮絶な快感が打ち消していた最も辛い部分がズキンズキンと脈動して限界近くまで膨れ上がり、刺激を渇望してしまっている事を私はハッキリと自覚する。

ーークリトリスに触りたい! このままでは本当に気が触れてしまいそうだ……

 やつらのおぞましい施術によって尋常ではあり得ない巨大な肉塊に変化させられた私の肉真珠は、本来男性用だと望月に嘲笑された「ペニスサック」と呼ばれる、貞操帯内の収納ボックスの中に二重に格納されており、どうやっても外部から刺激を与える事は不可能なのだ。小用が可能な穴の中に尖った物を入れてみても、自慰防止板と言うメッシュのような軽合金の網が妨害して、絶対サックの中には届かない。すなわち男性が性欲を発散する事を完璧に封じる仕組みなのである。恐らく性欲盛んな普通の男性がこんな物で禁欲を強制されたなら、小用時にさえペニスに触れる事が出来ずあまりの焦れったさに音を上げて、鍵を持つ「ご主人様」にひれ伏すよりないのではないか。ちょうど今の私がそうであるように。本格的な性交や自慰行為のみならず性器自体への刺激を一切封じられるのは、それ程残酷な仕打ちなのだ。肌に痛い程喰い込んで装着されたこの貞操帯にはワイヤーが入って指一本入れる事も出来ないし、刃物で切り裂く等の破壊工作も無理だ。それこそ警察や自衛隊の特殊技術で壊すよりなさそうなのだが、組織の監視下に置かれている私がそんな助けを求めるなど自殺行為だ。やつらは約束違反を犯した私を口実に、嬉々として娘の美菜子に毒芽を伸ばす事だろう。

 さて「尿」と言ったが正確にはさまざまな恥ずかしい私の体液が入り交じった液体である。汗、そして愛液……ひょっとしたら小水自体より多く溜まっていたかも知れない。そしてそんな事を意識してしまうと、淫らに肉体を改造された私はどうしても心まで淫魔に乗っ取られそうになってしまう。

ーーああ、気持ちいい……だ、駄目だ、何とか気をそらさなくては

 「排泄」している時も、膣口を抉るようにめり込んだ刺激突起付き人造ペニスに、私のはしたない粘膜は切なく絡み着いてギュッと締め上げてしまうのだ。するとたちまち下半身が溶けてなくなりそうな素晴らしい快感が迸り、アナルまで締まって泣きじゃくりたくなるくらい気持ち良い。今私を悩ませている二本のバイブは「特注品なのよ」と、私の調教に執念を燃やす望月が言った代物で、その言葉通り私の体の性感帯を知り尽くしたやつが加えた特大イボ状のパール玉の刺激にはもう降参したい気分だ。挿入されているだけで性感増幅術を施された性器の中でも特に弱い部分にピトリと玉が密着する夢見心地の感触が私を打ちのめし、常時ジクジクと淫液の分泌が止まらず貞操帯の中を汚しているのである。
 
 Gスポットと言うらしいがその一番弱い部分を、望月に初めて探り当てられた時の恥ずかしさを、私は一生忘れないだろう。クリトリスを肥大させる刺激と合わせて、やつの憎らしい程巧みな指がそんなに感じるわけがない膣内のある箇所を刺激した瞬間、信じられないくらい強烈な異次元の快感が弾けた私はビューッと勢い良く噴水のような体液を吹き上げてしまったのだから。初日の3P調教で、主人とのセックスでは味わった事のなかった激しく極める感覚に恐れをなしていた私にとっても、さらに衝撃的な快感であった。

 私は性の歓びとは心理的に占める部分が大きく、愛する男性との行為でなければ絶対に快感を覚える事はないのだ、と固く信じていた。熱愛の末結ばれた主人には抱擁され唇を合わせただけで目くるめくようなエクスタシーを覚えたし、その後の性交も本当に満ち足りた幸福なものだった。反対に、とりわけ制服の学生時代によく遭遇した痴漢に体を触られた時は嫌悪感を覚えるだけで、好きでもない男性に体を触られて快感を感じてしまうなんてあり得ないとしか思えなかった。だが、組織の連中に捕らえられ乱暴に輪姦された時、私は自分の中に眠っていたマゾの性癖を目覚めさせられ、性に関する自分の考えを百八十度転換させられたのだ。何しろ愛するどころか夫の仇敵である憎い男共に犯され、汚らしいペニスをしゃぶらされながら、信じ難い程体が燃え上がって何度も失神するまで絶頂を覚えてしまったのだから。

 もちろんただ体を拘束され無理矢理犯されたのであれば、やはり私が恥ずかしい反応を示してしまう事はなかったであろう。憎んでも憎み切れないのは、女を籠絡する専門家の調教師望月の手管である。初めに薬物を注射されてから、やつの指示でじっくり体中の性感帯を探られてしまってから、私の転落は始まったのである。悔しいが望月はやはり卓越した女責めのエキスパートであり、あんな責められ方をして狂わない女はいないと思う。

ーーああ、アソコもアナルも気持ち良くてたまらない……なのに、イケない! クリペニスに触れる事が出来たら、すぐに弾けてしまうだろうに

 嫌になる程タップリと時間を掛け、強力な媚薬やおぞましい器具まで用いて来る望月の手で、私の体は全く自分の意思では制御不能な、淫らな人形に変えられてしまった。貞操帯の小窓から体を汚しながら尿を排泄すると言う屈辱にも情けなくM性が働いてしまう私の肉体は無意識に嫌らしく反応して、二穴バイブをきつく喰い締めてその快感に陶然となってしまう。そして最も激しく疼いている巨大クリトリスに刺激が与えられないため頂点に達する事も困難な私は、これまで忘れていた他の急所の猛烈な火照りを自覚して慄然とした。

ーーいつの間にかお乳まで凄い事に……教師である私が授業を抜け出して、こんな事をしていいのか……で、でも、ウヒイッッ!!

 外界との刺激を遮断されたクリトリスの代わりと言うわけか、その時私はノーブラを余儀なくされている両乳房の異常な欲情を自覚し先端で火のように疼く乳首を弄りたいと言う悪魔の誘惑を頭の中で聞いたのだ。授業を中断してトイレを使う事自体私の倫理観では教師として許し難い行為なのに、隠れて体を慰めるなど言語道断もいい所だ。しかし淫改造された私の体は排泄しながら二穴バイブ喰い締めを楽しんでしまった時点でたがが外れてしまっていた。そして一度外れたたがが二度と戻らないのも世の習いで、私の手指が勝手にブラウスをはだけノーブラの乳頭を摘まんでしまうのもまるで制止出来なかった。その瞬間目も眩むような快楽の火花が散って、内心で叫んだつもりだった私の浅ましい悲鳴は実際に唇から洩れてしまったようだ。

 もともとうとましいくらいに豊満だった私の乳房はやはり望月の指揮する男達の調教の洗礼を受けて爆乳と言っても良いくらいの大きさに膨れ上がってしまったが、十分に媚薬成分をすり込まれて常時発情したような猛烈な腫れが治まらない。中でも先端の両乳首は本物のグミみたいなプリプリの勃起がデフォとなり、それが以前のクリトリスに匹敵するような性感の集中する塊なのだから、ブラジャーを着ける事すら出来ないのだ。出来る限りゆったりと服を着て刺激を避けるよりないのだが、何かの折に布地に触れるだけで声が出てしまいそうな快感が走って、寝ても覚めても二穴バイブを味わわされている股間の快楽と共に私を悩乱させてしまう。そんな大きな二粒のクリトリスみたいな勃起乳首を摘まんでしまったのだから、淫声が洩れてしまうのも志方がなかったろう。そして乳頭に触れただけで気もそぞろになってしまう私が、自然と雄大な胸の膨らみを揉み解す完璧な自慰行動で自分を貶めてしまうのも時間の問題に過ぎなかった。股間と違って全く刺激せず放置していただけに、柔らかく乳房を揉み、乳首をクリクリと転がして発生する目眩く快感はあまりにも素晴らしく、私はもうはしたなくアア、アア……と尾を引く嬌声を洩らしながら、乳揉みオナニーに没頭してしまっていた。

「ア、イクウッッ!!」

 ぶしゃーっっ!! もちろん二穴バイブもしっかり喰い締め腰を回していたのだが、主として乳房への刺激で程なく達して声も防げなかった私は、その昇天の瞬間肉体改造のもう一つの恥ずかしい反応として、シャーッと勢い良く白いミルクを乳首から噴出してしまう。女性器が潮を吹いてしまうのと同様、私が絶頂に達した時の恥ずかし過ぎる体反応なのだ。

ーートイレの中を汚してしまった、恥ずかしい……早く教室に戻らなくては

 母乳を出してしまうまで完璧なアクメを味わってしまったから、結構時間が経過してるだろう。激しい絶頂の余韻で息を荒げながら、小康を得て理性を取り戻した私は教室に帰るためフラフラと腰を上げて個室を出た。だが四六時中腰に食い付いて離れない貞操帯の中に仕込まれた立派過ぎるペニス型は、廊下をヨロヨロと進む度に私の感じ過ぎる粘膜を刺激して止まない。せっかく授業を抜け出しトイレの中での自慰行為で治まった筈の欲情はたちまちぶり返して、私は廊下の途中で何度立ち止まってお尻を振りたくり、乳房を揉みしだいて気をやってしまおうか、と誘惑に駆られた事かわからない。何しろ恐ろしい禁断症状が完全に現れるのも時間の問題なのだ。気を抜けば歩きながら絶頂に達してしまってもおかしくなかった。

ーー生徒達が待ってるわ、急いで教室に入らなくては……ああ、もう、駄目え、我慢出来ないっ!

 そんな歩きだから時間も掛かり、目指す2年B組の教室を目前にした頃、腕時計に目をやった私はハッとする。もう授業が半ばを過ぎようとしているではないか! だが、ドアに手を掛けて開くより前に、私の淫改造された体は限界を迎えていた。凄まじい欲情の嵐が股間を中心に渦巻いており、とてもこのまま授業を再開出来る状態ではなかったのである。私は情けなさの余りわずかに涙をこぼしながら、ドアにすがりつくようにして体を預けると、我慢していた破廉恥な行為に耽る。すなわち二穴バイブを力の限り喰い締めながら激しく腰を振り、乳首を摘まんで乳房を揉み回したのである。ドアを隔てた教室の中では、わが娘美菜子を初めよく躾けられた生徒達が私の帰りを大人しく待っているだろう。その背徳のスリルも加わってトイレの中以上に猛スピードで天国へ飛翔した私は、又も母乳を噴出して服を汚し潮を吹いて貞操帯の中に体液を溜めてしまったのであった。 

 教室のすぐ外での破廉恥な自瀆行為による強烈極まりない絶頂は私をエクスタシーの彼方へと連れ去り、しばし恍惚として淫靡な顔を晒しながら茫然自失状態にあった私だが、すぐに理性が戻って過酷な現実に打ちのめす。

ーー大人しく私を待っている生徒達が見たら、どう思うだろう? 今更どんな顔をして教室に入れば良いのか、ああ……

 嫌らしく疼き上がる肉体を鎮めたい一心で授業を放棄してトイレに逃げ込み燃え盛る欲情の炎を鎮火した筈なのに、今又神聖な学びの場であるべき教室を目前にしながら改造された体に巣喰う淫魔に破れ、とても見せられない痴態を演じてしまった私。淫らな体液を吐き出す余りにも甘美な絶頂の余韻で痺れ切らせていた頭が、落ち着きを取り戻すに連れて凄まじい罪悪感でいっぱいに満たされてゆく。だがここで際限なくぶり返してしまう悪魔の欲情を発散させない事には、残り少ない授業を全うする事は到底叶わなかったのだ。そう自分にいい聞かせた私は、これだけ猛烈な絶頂で欲情を鎮めたのだから大丈夫、と暗示を掛けて勇気を出し、ようやくやたらと重く感じられる教室のドアを開けたのだった。

 近付いてもまるで私語が聞こえて来なかった事からわかっていたのだが、わが娘美菜子がまとめる品行方正な2-Aのクラスはやはり誰1人教えに背かず、私に指示された通り静かに自習にいそしんでいた。こんなに素直で真面目な生徒達が待っていたと言うのに、私は何と言う恥ずかしいマネを犯してしまったのだろう。ますます猛烈な罪悪感に胸を締め付けられながらも、何でもなかったかのごとく平静を装って授業を再開すると、真剣そのものの眼差しで一生懸命私の言葉に耳を傾け、学業に没頭する模範的な生徒達の姿に、忘れかけていた女教師としてのプライドが蘇って来た。

ーーそうだ、私を慕ってくれるこの子達がいる限り、大丈夫。私はあんな忌まわしいやつらの思惑通りには絶対ならない。だから、美菜子余計な心配しないで。お母さんはいつも通りだから。あなたには汚らわしい組織に指一本も触れさせはしない。そして必ずや、あなたを連れて安全な場所に逃げて見せる……

 どんなに足掻いても打開策が見つからず、最早組織の性奴隷に完璧に堕とされてしまう一歩手前まで追い詰められている私だったが、この模範的な生徒達のリーダーとして一心不乱に自習していた美菜子がオズオズと顔を上げ心配そうな視線を送って来た時、やはり最後に残された一縷の望みを捨てるわけにはいかなかった。そのためにも、もうこれ以上肉欲に溺れる無様な姿を見せて娘を心配させる事は出来ない。そう固く決意して授業を再開すると、意欲に溢れ真剣に学業に取り組む生徒達のおかげもあって、いつも通りの調子を取り戻す事が出来た。もちろん限界寸前の肉体の疼きが消えてくれるわけではないが、そんな窮状はおくびにも出さず平然と授業を進める事は出来たのである。少し身じろぎする度に女性器と排泄器官の中でズリッと擦れてしまうイボイボの淫具から甘美な衝撃が突き上げて来るのは確かだが、2か月近い二穴バイブレータ付き貞操帯調教に慣れてしまった今なら、反応を押し殺す事も十分可能なのだ。望月に屈服してしまう時を少しでも後延ばしにするため果敢にチャレンジした最後の授業も後りわずかだ。この調子なら何とかやり過ごす事が出来るに違いない……

 だがそう思い込もうとした私は、やはり冷酷無比な組織の調教師望月を甘く見くびっていた。残り時間が10分を切った頃、信じられない事態が起こったのだ。黒板にタンタンとチョークを走らせ生徒達の方に向き直ってから説明を加えようとしていた私は、その瞬間情けない事に手からポトリとチョークを落とし、ウッと悲鳴が洩れそうになった口と股間に手をやってしゃがみ込んでしまった。

ーーこ、こんなバカな、一体誰が……うああ~っっ!!

 大人しい2-Aの生徒達だが、さすがに教師の異常を目の当たりにして、口々に大丈夫ですか、先生、などと心配しながら立ち上がり、私を取り囲むよう教壇の方に集まって来てしまう。私はもう耐え切れず「来ないで!」と心中で絶叫した。だが貞操帯の嵌まった腰をあり得ない甘美な電流に貫かれた私は、淫声が洩れそうなのを手で塞ぎ、猛然と込み上げて来る絶頂欲求に耐えるだけで精一杯。あっと言う間にビッシリと嫌らしい快感に覆われ痺れ切ってしまった腰を上げる事も、一言の言い訳を口にする事も不可能だった。

 私を突然急襲した、あり得ない筈の甘美な衝撃。それはおぞましい貞操帯の中に仕込まれて前後の淫穴を深々と打ち抜いていた人造ペニスが、本来の性能を発揮して静音だが高速の振動と首振りを始めてしまった事である。静まりかえった厳粛な授業中の教室に淫靡なモーター音を響かせなかった事だけは救いだったが、異常に欲深く改造されてしまった私の膣内の泣き所にピトリとフィットするよう刺激イボがデザインされているため、埋まっているだけでもその快感に歯を喰い縛って耐えねばならないペニス型が激しく慄えながらクネクネと淫らな首振りダンスを踊って来たのだから、我慢出来るわけはない。おまけに痺れるような激しい振動は貞操帯全体に波及して、サックに格納されて刺激を遮断され解放を渇望していた肥大クリトリスにまでバイブレーションが伝わってしまうのだから、たちまち絶頂寸前に押し上げられた私は渾身の力を振り絞って、ここでアクメの大恥を晒してしまう事に抵抗する。だがそんな私の窮地を知ってか知らずか、初め遠巻きにしていた大人しい生徒達は、しゃがみ込んで少しも動けなくなった私を心配し、どんどん近寄って来てしまう。

 生徒達の視線が集中している困ったタイミングで作動を始めたバイブレータに翻弄されて、遂に教壇の上に横座りの体勢になり陰部を押さえ悶絶してしまう私は、この絶体絶命の窮地の中、恐ろしい事実に気付いて愕然としていた。貞操帯の鍵を管理しバイブレータのリモコンを所有しているのは、住み込み警備員に正体を隠して私を監視し調教するため組織から派遣されて来た調教師望月だけの筈だ。二穴バイブ付き貞操帯調教が始まってから二ヶ月あまり、これまでただの一度もヘラヘラ笑う望月の目の前以外でこの快楽振動が作動した事はなかったのだから。

ーーこの生徒達の中にリモコンを持った者がいると言うのか!? そんな、まさか……ああ、もう、もおっっ!! 
 授業時間には中庭で植え込みの手入れなどをしている住み込み警備員の望月が教室に潜んでいるとは考えられない。それにこんなリモコンの到達範囲など限られている筈で、今心配そうな顔で私を取り囲んでいる生徒達の中に、なぜか私を奴隷調教するためのリモコンを隠し持ち素知らぬフリを装って操作している者がいるのだ。そんな信じ難い結論に到達した私は、寸前で踏ん張り取り囲む生徒達に監視されながら絶頂に達してしまう恥に頑強に抵抗しながら、いよいよ破滅に近付く私と美菜子の運命を暗示された気になり、次第にパニックに陥って来た。待ち望んだ快楽振動に歓びを隠せない女の部分とクリペニスから欲情が火のように吹き上げて、失禁したも同然に洩らしてしまった淫汁が貞操帯から溢れ出しあろう事か太股から滴り落ちてしまう冷たい感触まで感じてしまった私は、タオルを投げ入れられる寸前まで追い詰められたボクサーのようなものだった。

ーーヒイイ~ッッ!! あ、悪魔……い、いくっ! イクイク、いぐううう~っっっ!!!

 もう間違いない。私を慕い心配しているフリをした生徒達の中に悪魔の調教師望月の手下が隠れており、リモコンバイブでイカされそうになってオロオロする私の痴態をあざ笑っているのだ。そして明らかに変調を来している私を心配してくれている大多数の生徒達は、まさか私が股間の性的快感に取り乱し悶絶しているなどとは夢にも思わず、悪魔に取り憑かれた女教師を眺めているかのように恐る恐るだが着実に間合いを詰めて至近距離で取り囲んで来る。そんな最悪のタイミングを見計らったのだろう。何者かが操るリモコンバイブが、とうとう最も恐れていた禁断のアナルの中で炸裂した。小刻みに振動しながらグリグリと首を振る人造ペニスに性器より更に強烈な性感帯である排泄器官の内壁を擦り上げられる悪魔の快楽で、最後まで残っていた羞じらいも慎みも完全にむしり取られてしまった私は、謹厳な女教師の仮面をかなぐり捨てて生々しい呻き声で咆哮すると、全身をピクピクと痙攣させながら何度でもおかわりが利いてしまうアナルによる連続絶頂に陥っていた。最早ここが授業中の教室である事も、取り囲んだ生徒達に凝視されている事も頭から消し飛び、女の欲望のままにイキ狂うだけの淫らな人形と化した私は、いつしか視界がブラックアウトして、完璧に意識が遠のいていったのである。

~第一章完~

続きはコチラ→「女秘密捜査官、墜ちる~第二章.教え子に陵辱されて覚醒するどMの歓び
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