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投稿小説「帯を解かれて犯されて」第6話

(この小説は「愛と官能の美学」のShyrock様より投稿して頂いたものです。)

着物緊縛
第6話

 須見の鼻息がかなり荒い。
 まるで獲物を捕獲し今まさに食さんとしている獣のようだ。
 目的の女を手中に収め挿入直前までこぎつけた男の昂ぶりは計り知れないものがある。
 衣葡はすでに観念したのか俯いた状態で目を閉じている。

(ズニュッ)

 先端の雁の部分が秘孔に埋没した。

(んんっ!)

 肉棒はゆっくりと食い込んでいく。

「ふはっ!おおっ!すごくいい気持ちですよ、衣葡さん。最高の締り具合です」

 須見は喜色満面の笑みを浮かべた。

「さあ、もっと深く咥えてもらいましょうか」

 須見はそうつぶやくとさらに奥へと押し込んだ。
 少し入れては少し戻るという具合に、肉の絡む感触を愉しみながら何度も往復させた。

(ヌッチョ、ヌッチョ…ネッチョ、ネッチョ…)

 湿気を含んだ淫靡な水音が聞こえて来る。
 物音ひとつしない夜のしじまに肉の擦れ合う音が響いている。

(グッチョ、グッチョ、グッチョ…グッチョ、グッチョ、グッチョ…)

 その音は次第に粘着音へと変化していった。
 衣葡の肉壷はかなり湿ってきたようだ。
 これには須見も気を良くし、腰の動きも一段と軽やかになった。
 須見は頬を寄せ衣葡を強く抱きしめた。
 その瞬間、肉壷が締まり肉棒をぐグイッと締めあげた。

「おおっ、これは堪らない!衣葡さん、すごいです。もっともっと気持ちよくしてあげますからね!」

 須見の腰の動きが慌しくなった。
 正面からの立位は男性にとって決して挿入しやすい体位とはいえない。
 しかし須見はかなり器用なようで、下方からグイグイと捻じ込んでいる。

「はぁはぁはぁ~」

(ズン、ズン、ズン!ズン、ズン、ズン!)

 須見が下から突き上げるたびに、わずかだが衣葡の腰が浮き上がる。
 衣葡は瞳を閉じて、込み上げてくる快感に耐えているようにも見える。

(うっ、うっ、うっ……)

「おっ?衣葡さん、かなりよくなってきたのですか?」

 衣葡は首を横に振る。
 決して須見の方を見ようとはせず、顔は須見から逸らしたままだ。
 須見は衣葡の片膝を抱え上げ腰を激しく律動させている。

(ズッコン、ズッコン、ズッコン!)

(うううっ……!)

「このまま発射してもいいのですが、せっかくのご馳走ですから、ゆっくりといただかないとバチが当たりますよね。ちょっと体位を変えてみますか」

 須見は自分勝手なことをつぶやきながら衣葡の縄を解いた。
 解かれた後も縄痕がくっきり残って痛々しい。
 須見はたとえ戒めを解いたとしても、衣葡が逃げ出すことは無いと踏んでいた。
 確かに着衣が乱れた姿で屋外に飛び出すなど、羞恥心の旺盛な衣葡の場合とても考えられなかった。
 両腕の縄はいったん解かれたものの、猿ぐつわは外されることなく次の体位へと移行した。

 衣葡は四つん這いになるよう指示された。
 両肘を床につけ尻を高く上げること。膝は60度くらいに開脚すること。
 着物は裾から腹の辺りまで捲り上げられ、真っ白な双臀が丸出しにされてしまった。
 中央に走る亀裂はその内部の肉襞まで露出させ、さらにはつつましく息づく菊門をも覗かせていた。
 須見は亀裂をしゃぶり舌でこそぐように舐めた。


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